2011年5月21日土曜日

日本人の倫理観崩壊

科学者の日記110520  哀しい茶葉の検査拒否
http://takedanet.com/2011/05/110520_e459.html 
「厚生労働省が、生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射能検査を東日本の14都県に求めた問題で、神奈川、埼玉、栃木の3県は19日までに、検査をしない方針を決めた。
(略)
「消費者が最終的に飲む時に安全ならばいいのであり、途中の段階で検査するのは嫌だ」
ということであります。
つまり、現在の東日本の放射線の汚染状況から言えば、かなり広い範囲でお茶の葉っぱにセシウムが検出される可能性があります。
従って、一度、セシウムが検出されると、「汚染されているというレッテル」が貼られるので検査をしないというのが生産者側の言い分のようです。 (略)
今回の福島原発の件では、この例でも判るように、現在の日本社会の大人の論理というのがいろいろな面で出てきたと思います。
類似の話では、事故直後に茨城県の野菜が放射性物質で汚れたので、それに対して茨城県知事が農林水産省に出かけていって
「野菜の規制値を緩め炉」
という要求をしたことです。
わたくしはこれにはびっくりしました。
茨城県には野菜の生産者だけがいて、それを食べる子供たちはいないのかと思いました。 (略)
食品は最も人間にとって重要なもので、福島原発のような事件が起こった時に、食料を生産する人それを流通する人が極めて強い信念を持って日本人を放射線の被曝から守って欲しいものです。
わたくしたちは、今度のことでお茶の葉を買うこともできなくなりましたし、また、お茶のペットボトルもできるだけやめて外国産の紅茶等を買わざるを得ません.
農業の生産者は、こんな信念しか無かったのですか? 
今日は昼から泣けて泣けて仕方がありません。
下手な映画より悲しい。いつから日本人はこんなになってしまったのか。
この発想は、やり方は、まるで政府や保安院と同じではありませんか。
どの顔さげて彼らを非難できるのでしょうか。
彼らとしていることがまるで同じです。
その結果として、自分達がどうなっているのか?

私は関東の野菜を事故前から事故後も買い続けてきました。
こういう発想なら買えません。
今買っている東都生協では、独自検査でヨウソとセシウムの検査結果が報告されます。
「13ベクレルかぁ、やっぱりキャベツはセシウムを吸着するなぁ」とか。
一定の覚悟と斟酌をもって買うことが出来ます。どのみち中年だから出来ることです。
それですら子供がいたら絶対に食べさせないでしょう。ましてやこのようなところからは私ですら嫌です。
1%でも危険があるなら子供だけでもいいから回避させたいと願うのは親心であり、
大人の心ではないのでしょうか。
日本人の大人が恐ろしい。