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2023年1月12日木曜日

【PR】ソフト紹介:MiniTool® Power Data Recovery Free

MiniTool® Power Data Recovery Free V11.4

https://jp.minitool.com/data-recovery-software/free-for-windows.html

完全無料でも写真、ビデオ、音声、一般的なドキュメントなどを含め、100種類以上のデータタイプをも対応し、馴染み深いようなわかりやすい操作画面から、プロの手を借りなくても、様々な原因で消えたデータを素早く復元します。

(レビュー)

 Windows用データ復元ソフトウェアです。対応デバイスはHDDのみならず、各種フラッシュデバイスも。広く普及したUSBメモリやSDカード、嘗ては復元不可能と言われたSSDも対象となっており、簡単な操作で、デバイス単位のみならず、フォルダ指定での復元も可能。

 特にデバイス丸ごとは容易で、デバイスのスキャン、全選択、保存(復元)で、後は待つだけのストレスフリー。高容量化するフラッシュデバイスが増える中、心強いソフトウェアになりそうです。

 無料でも1GBまで復元可能。現時点で困っている場合は試してみる価値は充分にあるでしょう。

留意点

 対応OSは、Windows 11/10/8.1/8/7、Windows ServerOSは非対応。復元可能なファイルタイプは100種類以上、復元前プレビューが可能なのは60種類ほど。

無料版は1GBまで

 サイトに明示されているように無料版は1GBまで復元が可能です。充分な容量に感じられますが、復元したいファイルがあったフォルダが明確で無い場合は心もとない数値です。あくまでもテスト用と割り切った方がいいでしょう。

https://jp.minitool.com/data-recovery-software/free-for-windows.html

プレビュー機能で有効活用

 フォルダ指定での復元が可能ですので、復元実行前のファイルプレビュー機能を使用し、ファイルが壊れていないか確認してから復元することが出来ます。この方法であれば無料分を節約することが出来ます。ただし無料版ではプレビューに別途ダウンロードが必要とあり、手間はかかるようです。

復元は慎重に

 怖いぐらい簡単に復元が出来るのですが、復元作業は、まず環境を整え、復元に関する最低限の知識(復元するドライブと保存先[復元先]のドライブは別にする。壊れたファイルを復元しても壊れたまま等)があった方が安心です。復元出来るファイルタイプも100種類以上がフォローされていますが、限られている点を念頭にいれておきましょう。

技術の進歩

 HDDの復元ソフトは古くからあったものの、基本的に専門家以外は難しいと言われたジャンルです。そして、専門家でもフラッシュデバイスは「復元は出来ないと思って下さい」というお断りつきだったように記憶します。それが、これほど簡単に復元出来るようになった技術の進歩には驚かされます。

 ただし、業者であっても保証は限定的であり、必ずしも全ての復元が出来ることを保証するものでは無いでしょう。「復元出来たらラッキー」といった心の構えも備えておきたいところです。

(実機テスト)

 今回テストしたのは、最もユーザーが直面しそうなシチュエーション。「壊れかかったUSBメモリをノートパソコンを使って丸ごと復元」です。使用するパソコンはリサイクルノートパソコン。OSはWindows10。USBメモリは汎用的な2.0対応の2GBで、ここ1年以内に不調を来たし壊れつつあるデバイスを使用しました。

汎用的なUSBメモリ2.0規格2GB、寿命が来た。

壊れかけたUSBメモリ

 末期のUSBメモリは、ある日突然「このフォルダーは空です」と出たり、いよいよになると「壊れています」と出ます。今回使用するものもそうでした。そこで、Windowsの基本機能である修復を試み、認識はされるようになりましたが、一部ファイルが壊れて読めなくなっていたり、ある筈のファイルが幾つか無くなっていました。


 今回使用したのは、そうした経緯の汎用的なUSBメモリ。ファイルの出し入れ、削除を繰り返し、耐用限界による寿命と思われます。フラッシュデバイスは読み書きの回数や容量に限界があります。保存状態の影響も受け、全く通電していないと寿命が短くなると言われております。

復元してみた

 公式サイトからダウンロードし、Windowsディフェンダーでチェック、インストール。部分的に日本語がおかしいので、察しながら実行して下さい。特にインストール先は重要で、私は必ずカスタムインストールします。

1.起動すると、デフォルトでは「論理ドライブ別」が開かれてますので、タブの「デバイス別」を選択します。

2.復元するデバイスを選択。今回はUSBメモリ。

  • 特定のフォルダから復元したい場合は、下段のメニューから選びます。


3.対象デバイスのスキャンが始まります。

リアルタイムに復元可能な状況が更新されております。

デバイスや本体の性能、容量に影響を受けますが、

多少なりとも時間がかかります。

4.デバイス丸ごと復元する場合は、「すべて選択」にチェックをし、「保存(復元)」を選択。

  • フォルダやファイルを選択する場合はここからでも選択出来ます。
  • サポート機能として、タブの「フィルター」で絞り込んだり、ファイルの中身を「プレビュー」機能で確認することが出来ます。なお、確認出来るファイルタイプは60種類程度。

 スキャンしたデバイスは2GBのUSBメモリなのですが、復元対象が 3.86GB・5499ファイルがになっています。この表示が正しければ無料枠では復元しきれません。今回はどうなるかの検証なので、そのまま実行します。

5.「保存先」(復元先)を指定し「OK」を選択。


  • 下段の赤字に注意書きがあるように、保存先(復元先)は必ず別なドライブにして下さい。特に今回は壊れかかっているUSBメモリから復元しようとしているので、別のデバイスを指定します。
  • 壊れかかったデバイスの異なるドライブに保存するのは危険です。安全なデバイスに保存して下さい。

結果

後は待つだけ。怖いぐらい簡単です。

昔復元ソフトを触った時は設定が大変で・・・

無料枠である1GBを使い切ったようです。

継続して回復するには製品の購入が必要です。



(画像は2022年12月時点のもの)

購入する場合は出来るだけセールを利用したところ。

ブラックフライデーやクリスマス、年始等で実施されるよう。

なお、教育機関やNPO法人等には割引もあるとサイトに記述があります。

製品版は月払い、年次払いとありますが、

これはバージョンアップの期限で、

期限後でもソフトそのものは使用出来ます。

ただし、機能が追加されるのでココゾという時は更新したいところです。

フォルダ指定での復元機能も本バージョンで追加された機能です。

それにしても夥しいファイル数。

正直なところ全く心当たりがありません。

やはりUSBメモリが壊れかかっているからでしょうか?

では、復元先(保存先)を確認してみましょう。

途中迄でも復元分は保存されてます。

大量のフォルダ(ディレクトリ)が。
そしてフォルダ名称は復元しないようです。
ファイルを見てます・・・。
おお、なるほど思い出しました。

今から1年ほど前でしょうか、
管理しているWebデータをこのUSBメモリで
丸ごと2サイト分保存し移送したことがあります。
その後に削除したのですが、
それが丸ごと復元されたようです。
正直かなり驚きました。
ここまで復元出来るんですね!

(終えて)

 今回テストしたのはUSBメモリですが、アダプターの必要がなく、挿せばそのまま認識されるので非常に使い勝手がよく、USB3.0の登場により高速化もされ大容量化とも相性がいい。ただし、それ故に怖いのが突然死でした。復元操作がこんなに簡単に出来て、これほど復元出来るのなら、非常に心強いと感じました。

有益性

 フラッシュデバイスは突然死問題があり、近年の大容量化に伴い、そのリスクは無視出来ないものとなっております。私は仕事上のデータを全てHDDで管理し、システムドライブや一時保存データでのみSSDを運用しておりますが、それは突発的なデータの永続的損失を避ける理由からです。

 フラッシュデバイスは予兆が出てから完全に壊れるまでの期間が短い上、HDDとは異なり全てが完全に読めなくなります。高速で大容量化するフラッシュデバイスは便利であると同時にそうしたリスクをはらんでいました。SSDに至っては寿命と睨めっこしながら運用しております。このレベルでの復元が出来ると知り相当安心しました。

怖さ

 反面これは注意も必要です。管理的立場にいる方は新しいルール作りが即刻必要でしょう。USBメモリは多くの企業でデータキャリー等で利用されてます。社外秘のデータを使用後に削除しても、本ソフトウェアに限らず、復元ソフトを利用すれば簡単に入手することが出来てしまうことを意味します。

 比較的厳密に運用されている会社では、逐次フォーマットされているようですが、ほとんどはクイックフォーマットでしょう。その場合、復元は可能と思われます。(データそのものは残っているから)通常フォーマットや、専用のデータ消去ソフトを利用する場合、フラッシュデバイスの寿命を縮める可能性があります。それを今後は必要コストとして捉えるべきなのかもしれません。

 どう機密データを運用するか益々悩ましいと言えそうです。少なくとも廃棄するフラッシュデバイスは、データ消去ソフトを利用し完全に消す、電気的にショートさせる、物理的に破壊する等の措置が必要そうです。

 テストしてみて、初期のUSBメモリや、物理的に故障したHDD、バッドクラスターの連鎖崩壊で使えなくなったHDD、SSDもテストしてみたいと感じました。どこまでいけるのか興味があります。今回は様々なことを大いに考えさせられました。

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