2011年5月19日木曜日

金欲が目を曇らせる

科学者の日記110517  「福島の胆力」と「乞食集団」
http://takedanet.com/2011/05/110516_53fa.html
福島の人は「政府がやるべきことをしていない。東電は人の庭を汚しておいて掃除にも来ず、それでも年俸2400万円を受け取るという酷い会社だ」ということが判った上で、それを飲み込み、そして自衛している.
(略)
「その国の政治は、国民のレベルで決まる」
と言う有名な言葉はウソではないだろうか?
(略)
原発の事故が起こると、国民の待避は遅れる、重要情報は隠す、それに加えて子供を被曝させる文部大臣が登場するという始末だ。
なぜ、これほど「胆力のある国民」と「正義心のない政府」の組み合わせになったのだろうか?
全ての原因は「税金の取りすぎ」だ。
今の政府や官僚、東大、NHKは明確に「乞食の集まり」・・・自ら額に汗して生活をするのではなく、口先で他人の財布からお金を引き抜くことだけに長けた乞食集団・・・であることが、この福島のプリズムを通してみるとハッキリ見える.
いやはや全くもって同意です。私も考えを改めました。

私もここにも書きました「国民のレベルで決まる」という考えに大いなる疑問を感じました。
もし、本当にそうなれば今回の震災でもっと大変なことが起きたでしょうし、起き続けているように思います。現実には、ある人は仕事を休んでまで危険な現地ボランティアをし、ある人は借金をして物資を運び、ある人はIT技術をつかって自らの技術と自己負担でサイトを立ち上げ運営し・・・本当に目が洗われる日々です。ピースウィンズ・ジャパンの代表がTFM「ジブリ汗まみれ」で仰っていたことを思い出しました。それはつまり、

名誉職なのにお金を沢山もらっているから人間がおかしくなる。

資本主義社会(強欲資本主義)では、お金があるから名誉もある、という構図がベースにあるように思います。だからこそ強烈な欲の吸引力を生み、人やお金、才能が集まる。その結果として痛烈な格差、差別を生んでいるのではないでしょうか。それは当然バランスを欠きます。少なくとも”名誉”は取り除くべきかもしれません。

ソフトバンクの孫社長の動機を私が素直に信じられたのはそこにあります。孫さんは既にお金は充分に稼ぎました。これは言い過ぎかもしれませんが、お金を得てみたら実は名誉の方が大切だったことに気づいたからかもしれません。なので一部で囁かれている「盛大なるパフォーマンス」や「次なる布石」といったものは勘ぐりではなかろうかと。

野尻先生の言葉を思い出しました。

「昔から言うじゃない。”貧乏も修行のうち”あれは本当だと思うんだよね。特に表現することを生業にする人はね。ハングリーじゃなきゃ表現なんて出来ないよ。ストレスが駄目なんて言うけど、あれも嘘。貧乏の方がいいし、ストレスはあったほうがいい。それを全て表現で解消するようじゃなければ務まらない。お金があったら尚更できないよ。ある程度の満足が得られちゃうから。特に芸術家と呼ばれる人間で金をもっているとロクなものは出来ない。だから昔の人はあったらあっただけ使っちゃった。感覚的に知っていたんだろうね。もっと言うと、本当はあろうがなかろうが同じでないといけないんだけど、欲というのはそう簡単じゃないから」