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2011年9月17日土曜日

武田邦彦:本来なら尊敬されるべき電力会社、犯罪へ踏み込むか?・・・補償金の書類配り

本来なら尊敬されるべき電力会社、犯罪へ踏み込むか?・・・補償金の書類配り
http://takedanet.com/2011/09/post_2252.html
(引用)

1960年代になり、日本の自動車メーカーが小型車を次々と開発する中、アメリカのビッグ3の一つフォードが小型車ピントを販売し始めました。それまでのアメリカ車と言えば、豪華絢爛で大型、ガソリンをまき散らしながら走るというものでしたが、ほぼ初めて本格的な小型車に挑戦したのです。

ところが、発売して暫くすると「追突されると火災になる」ということがわかりました。車の構造上の欠陥で、ガソリンタンクをボルトが突き破るのが原因でしたが、それがわかってフォード社内では対策会議が開かれます。その席上で議論されたことは、次のとおりでした。

1. もしリコールして車を回収し、改善すると、販売台数は1250万台で、改修に要する費用は1台あたり11ドルだから、合計約100億円になる。

2. もしリコールしなければ、死傷者の出る火災が180件起こると想定される。死んだ人たちに20万ドル払い、負傷した場合の損害賠償に6.7万ドル、車両炎上2100台×車両損失700ドルとすると、合計約40億円になる。

3. 車を直せば100億円、そのままにしておけば死者はでるが40億円ですむ。それなら40億円を選択しよう。

この事件は後の「フォード・ピント事件」と呼ばれるようになり、「社会的悪」ということになりました。もしこのような判断が許されれば、「死者や健康障害が出ることがわかっていても、それを補償すれば良い」ということになり、社会は大混乱に陥いります。 
今、動いている原発は「やがて爆発すると予想される製品」ですし、それを動かすということは、「補償さえすれば、被害を受けても良い」という前時代的な考えにもとづいているのです。日本の原発は一度、リコールし、設計を変更して改善し、そして社会の了解を受けて再稼働するべきなのは当然でしょう。

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