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2010年2月3日水曜日

TVの害悪、野放しにする親の社会の害悪

有田芳生の昏酔醒 より
(HP)http://www.web-arita.com/
(記事)http://www.web-arita.com/j-jisin4.html

この年になってハタと
「親の言っていたことは客観的事実として正しかった」 と思うことが多い。
それを親に素直に電話等で吐露すると、
「え?今頃なの」(笑) とか
「ようやく!?」(笑) とか
「遅い!」(苦笑) とか、言われるがまま言葉のサンドバックを受けている。(笑)
言われた瞬間は「ムッ」ともするが、お互いが生きている時、元気な時しかこうした命の交流はできない。
この「ムッ」とする瞬間さえ、フトありがたさを感じる。
これがもしお互いのどっちらかが病床の身であったなら、到底口が裂けても言えないだろう。

うちはそれなりに厳しかった。
「TVは8時まで!」
「漫画は読まない!馬鹿になる」
と言われ許してもらえなかった。
TVでは、唯一土曜の夜の「8時だよ全員集合!」だけは許してもらったぐらい。
漫画を自分で始めて手にとったのは中学2年生。叔父の家は単身遊びに行く時、
公衆電話の下に「少年サンデー」が置いてあった。
まるで悪いことをするかのような胸の高鳴りをおぼえ、手にとってしまう。
立ち読みし、家に帰るまえには手放していた。


私は「視線の時間」と表現する。
何に視線を向けるかで人生は概ね決定付けられる。という考えだ。
視線の時間には3つの要素がある。
1.時間
2.情報量
3.受動的か能動的か
敢えて言えば、4.他の肉体部位との連動 もあるか。
この3つを兼ね備えているのがTVだ。
洗脳マシンに自ら進んで身を晒す行為であったと慄いた。
同じメディアでも新聞は、受動的では一行も読めないし、情報量も限られる。時間も10秒でも理解できるし、1時間でも読めるためこちらの自由だ。
同じメディアではラジオは異質だ。視線を使わない。また、能動的にも受動的にもなれる。情報量も耳からと限定されているため整理されているし事前にある程度制限が自ずと入る。この、自ずとが大切で、あらかじめ決められた台詞を喋るだけのラジオはなんら価値を感じない。ラジオの生放送はシナリオがあってもトブことがある。成り行きで流れが変わるのだ。
twitterを利用したラジオに参加したことがあるが、面白いと思う反面、ラジオの特性を殺してしまう。
twitterが視線を占有してしまうからだ。これに没頭すると本末転倒になってしまうと実感した。暇な時に、スラっとやるのならいいが、それは余程バランス感覚が出来上がっている大人でないと無理だろう。

人間はダイナミックな時間を生きている。行動も、精神もダイナミックさを損なうのは危険だ。
そのダイナミックさを奪う道具に挑む時はよほどの覚悟が大人でも必要であると思う。子供なら覚悟を通り越して危険でしかないだろう。
PCも同じだ、こうしてタイプしている間はPCの画面に視線を奪われている。
だが、いつでも離れることは出きるし、今日このブログを上げなくても構わない。

現代の社会は皆こぞって視線の争奪戦を行っている。

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