2011年3月20日日曜日

小さな刺

正しい情報、正しい知識、それらがあって判断はくだされるべき。
ただし、その判断が正しいかは結果をみないとわからない。
また、一時正しいと思った結果が、長い期間を得て正しいかどうかは尚一層わからない。
所謂、歴史が証明するというやつに思う。
つまり人間は先のことなど実はわからないのだろうと思う。
でも、判断を下さなければならない。
ということは、
正しい情報
正しい知識
は少なくとも大きな判断の要因になる。

先日、勝間和代さんがパーソナリティーをするBSジャパン「デキビジ」で放送予定の収録がUstreamで流された。
森永卓郎さん、堀江貴文さん、上杉隆さんがゲストでした。
収録は白熱し脱線を繰り返しながらも、それぞれが獲得している情報と、知識と立場をもって議論を交わした。非常に有意義な番組であると感じ、終えた。
そこで上杉隆さんは、繰り返し「情報の公開」を訴え続けた。
先に述べたように正しい情報は最も基礎的な部分にあたる。

知識というのは、
正しい情報の上に形成されていると思う。

終了後、反省会が恒例であるとのことで待っていたが、待てどくらせど始まらない。
しばらくして、上杉隆さんのシーンは全カットするであろうというBSジャパンの予告CMがUPされ唖然とした。上の逆鱗に触れたのだろうか?彼はいなかったことにされたのかもしれない。これがBSジャパンの姿勢であり、親会社の姿勢なのだろうか?

公式ページの中継予告ではいる http://www.bs-j.co.jp/dekibiz/
収録後UPされたCMに突然いなくなる http://www.ustream.tv/channel/dekibiz#utm_campaign=www.bs-j.co.jp&utm_source=3837181&utm_medium=social

こうしたことは戦中の日本でも常套的に行われていたことは誰しもがしることである。
実際のところ企業でも毎日のように繰り返されている。
私も幾度となく遭遇した。
企業はマネーを得るために色々なことをするので致し方無いと思っていた。
放送メディアも企業ではあるが、企業である以前に彼らは「正しい情報」を流す義務があるに思う。
でなければ彼らの存在は意味をなさないだろう。
(追記:8/20分は放送はされたようだ。来週分はどうか?
収録を生中継したのが我々にとっては幸いし、
放送せざるおえなかったのと思われる。何せ目撃者が多すぎる。
が、上杉氏は自らのtwitterで「もう呼ばれないでしょう」と語った)

正しい情報、
正しい知識がなければ、
それは観念、思い込みでしかない。
観念はいずれ妄想になり、原型をとどめないモンスターになる。
モンスターに決断をさせていい結論は到底望めないように思う。

正しい知識がなくて不安なら、正しい情報をいれることから始めればいい。
正しい情報の累積で、いずれ正しい知識は形成されるだろう。
幸い戦時中と異なり、今はインターネットがある。
それが面倒であったり、しんどいのであればプロに任せてはどうだろうか。
少なくとも、自分よりは正しい判断を下せる可能性は上がると思う。
プロが信用出来なくて、妄想のモンスターは信用出来るのであろうか?
であれば、それは大穴に全額投入することと同じように思う。
ただ、それも一つの判断だとは思う。
何せ、人間に本当の意味で先のことは何もわからない。
全ては現在を固定して考えての推測であるからだ。
現在は変転する。
誰にもわからない。

ちまたで噂れている福島の件についても同じであろうと思う。
不安に思ってある種の行動に出る人達を無碍に非難は出来ない。
非難するのは、自分もそうした気持ちがあるからではないだろうか。
「自分」という存在をどうもっていくかは「自分」が下すしかない。
自分が自分の総理大臣なのだ。
政府の姿を思い浮かべて欲しい。安易に考えてはいないだろうか。
自分という総理大臣はどういう判断を下しているだろうか。
時には自分総理と自会答弁をしてみただどうだろうか。

自分議長「自分総理大臣」
自分総理「不安がないと言えば嘘になります」
自分野党「不安って何が不安なんだ!?総理!!そのような軟弱さで自分を維持できると思ってるんですか!?具体的に事実をもって述べて下さい」
自分議長「自分総理大臣」
自分総理「何が不安か整理している最中であります」
自分野党「それが遅いと言っているのです!そのような・・(うんぬんかんぬん」
あれ?なんか似たような会話どこかで・・・。
ただ、自分総理は総辞職できないんですけどね。

自分総理が軟弱なら、
その軟弱な自分総理をもって難局を乗り切るしかないんですね。
その為には多くの自分の力を結集するしかやはりないように思います。

糸井重里さんの「ほぼ日」にメールが届いたようです。
その内容が公開されております。
糸井さんは、twitterで次のように述べています。

itoi_shigesato 「ほぼ日」にメールをもらった。紹介します。名前も公表させていただきました。→Twitterなど、情報発信の場を持っていない東芝OBです。少しでも皆様を「正しい危機感」で安心させたいです。藤林徹(元東芝原子炉設計部長) http://bit.ly/gua3Ca
元東芝原子炉設計部長が語る、
福島原発に関する見解と東京の安全性について 3/17
https://sites.google.com/site/reportfujibayashi/

一部抜粋。
むしろ、人的な影響、例えば危険をあおる報道やデマを伝えるネットやメールによる不安感の方が心配です。これらは人から人へ伝染します。放射能の汚染より、こちらの伝染を心配してください。
そしてもう一つ、MSN産経より専門家の見解。
「健康不安なし」「30キロより外、避難不要」福島県アドバイザー教授
2011.3.20 15:07
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110320/dst11032015080059-n1.htm?utm_source=MSN%E7%94%A3%E7%B5%8C&utm_medium=MSN%E7%94%A3%E7%B5%8C&utm_term=MSN%E7%94%A3%E7%B5%8C

一部抜粋。

長崎原爆のほか、旧ソ連のチェルノブイリの被爆者医療に20年携わってきた。その経験から、今回の事故による健康被害は、あまり心配していない。
避難対象を現場から半径20キロ以内、さらに30キロ以内を屋内待機とした国の判断は妥当だった。今後もさらに範囲を拡大する必要はない。このため、福島市からの避難を考えたり、首都圏に住む方が西日本に逃げるような行為は無意味だ。
更にロシアでも、MSN産経より、
露専門家、福島原発「完全に統制」破滅に至らず プーチン首相に報告
2011.3.20 14:26
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110320/erp11032014270007-n1.htm
福島第1原発の状況について「完全に統制されている」と述べ、破滅的な事態には至らないとの認識を示した。

彼らは実に明確で、震災初日にUstreameで中継された番組でも元東芝の格納容器を設計された後藤さんが出ていらした。後藤さんは自分は格納容器専門なので他のことは専門家にまかせたいと質問を一刀両断していた。当然ながら我々より遥かに、正確な情報、知識をもっているであろうに関わらずである。真に知りたるものは不確実なことは語らないものなのだと、この記事を読んで改めて思った。

不確実な知識、
不確実な情報をもとに発言をする場合は慎重にならなければならないと考えさせられる。
特にTVの報道だ。与える影響の範囲と社会的信頼度が前提として高い。
今回、3日間だけ見ても中途半端な知識と中途半端な情報に加え意図的に煽りと思われる大鉈まで振り回しているように思った。その結果、彼らは国民に多くのモンスターを植えつけることに成功したようだ。そうすることが誰の得なんでしょうか?と彼らに聞きたい、そうした行為には疑念を抱かざるおえない。

誰しも最低限の条件として確実な情報が必要であると思う。
この、確実というのは結果ではなく、今の確実な情報である。後の整理は結果である。
それを獲得するかどうかは個々人の判断であるが、いずれにせよないことでは始まらない。
それを上杉隆氏は訴えたのだと思う。
それを抹消しようとする団体、企業、個人の名前を私は忘れてはいけないと思う。
なぜなら、それが今後の社会形成に大きな力と方向性をうむ情報になるからだ。

次の選挙の際に、
次に商品を買う際に、
次に映像を見る際に。
それらは活きてくるだろう。
そしてその結果が社会というものを形成する。

酷い政府だと思うなら、
それは少なからず自分にも責任があるということを心のどかかに刺としてもっておきたい。
酷い製品だと思うなら、その企業の商品を買った自分の刺を痛みに思うだろう。

結果、今の日本がある。
少なくともこれらのことは他人ごとではないのだろう。
小さな刺を持っていば、謙虚さが生まれると思う。
そして、何か巡り巡って自分の刺にひっかかった時、正しい情報を欲しいと欲する気持ちが生まれるかもしれない。そして行動にうつすかもしれない。
それが社会を変える小さな力であり、それらが集まれば、大きな力になると思う。
社会は変転する。
他人ごとではない。

いつだったかも書きましたが、
「政治家の愚かさは、概ね国民の愚かさに比例する」だそうです。
まともな選挙を敷いている国に限りますけど、いちを日本は該当するように思います。
投票してますからねぇ。
「お前の親はバカだねぇ」って言われたらカチンとくるじゃないですか。
だって、その親から生まれたのですから、その因子は持っているわけですし。
それは、お前がバカだと言われているのと通じるからではありませんか。
それを「日本の政治家は愚かだ」と言われて、「そうだそうだ」と単純に尻馬にのるとしたら、やはり他人ごとなのだと思わざるおえないように感じました。出来ることは小さくともある筈です。

愚かあること知り、それを悔いるなら、やはり改めるしかなさそうです。
それが出来ないのなら、その結果を甘んじて受けるしかないのかもしれません。
行動に出るならきっと焦ることはないのでしょう。
何せ大きな物事は焦ってはならないように思います。ゆっくり力を加えるのです。諦めずにジリジリと。

最後に、
ラジオ福島ブログより、首都圏の人々に向け語られたこと。
がんばろう福島・がんばろう東北・がんばろう日本
http://rfcgamba.blog60.fc2.com/blog-entry-53.html
一部を抜粋。

首都圏の電気の3分の1は福島県で作られている現実をもっと報道してください。
計画停電が首都圏で実施されていて、文句を言っていたり「被災地に電気を送るためだから我慢します」と言っているインタビューを良く見受けますが、何見当違いの事を言っているのですか?
東京電力が計画停電を行っているのは、首都圏の消費電力より供給電力が下回りそうだから突然停電を避けるために予め時間と区域を決めて停電を行っているのです。
最後を抜粋。


現在観測されている放射線数値は人体に全く問題のない数値です。
X線やレントゲン、温泉の方がよっぽど高い数値を示しています。
仮にこのまま何もなかった、普通の生活に戻った、としましょう。今度は風評被害が間違いなく起こります。
福島県出身です。っていうだけで「放射線は大丈夫?」って思わないでください。
福島県出身の女の子だからって、子供を生む時は大丈夫なの?って思わないでください。
福島県産の野菜はとても美味しいです。
福島県産の果物もとても美味しいです。
福島県産のお米もとても美味しいです。
お肉も、魚も、みんなが頑張って作ったりとったりしたものです。
でも、福島県産、ってだけで毛嫌いしないでください。
他の自治体や国はしっかりこの点も含めて被災地の復興を
バックアップしていただきたいと思います。
復興には人の力がどうしても必要です。
一日でも早く復興するためには皆さんの力が必要なんです。
物資の援助もお願いしたいですが、このことも是非頭に入れておいてください。お願いします。


小さな刺を心のどこかにしまっておけば、良い方向が見えてくる気がします。