2011年8月27日土曜日

武田邦彦:マスコミ報道の限界を探る(2) 「出典は?」

マスコミ報道の限界を探る(2) 「出典は?」
http://takedanet.com/2011/08/post_4fa1.html
(引用)

個人がテレビにでて、政府と違うことを言うと、政府筋からも体制派からも厳しい電話がテレビ局に来る。「一個人の考えを公共性の高い電波に乗せるなどケシカラン!」という訳だ。

放送や記事にはすべて「出典」を求め、その出典はできる限り「公のもの」が良いとされる。もっとも公的なものは政府の高官の発言や刊行物、もしくは学術論文であり、それはマスコミが自由な報道を失ったことを意味している。

実は、「政府とは違うではないか!」というクレームは憲法違反である。現在の憲法はかつて情報が政府や軍部に握られたという苦い経験をもとに「表現の自由」、「学問の自由」、「言論の自由」などを最優先していて、公共の電波であろうとなんであろうと、放送局は自由にその権利を主張できるようになっている。

というよりむしろ、もともと報道機関として認められているところは、表現の自由の強い権利を有していると言えるだろう。ところが、それを自ら放棄したのが現在の日本のマスコミであり、それを促してきたのがほかならぬ国民であるように思える。