2011年9月1日木曜日

武田邦彦:最近の食材汚染の状態・・・「神経質にならずに時期を考えて注意」が良い


最近の食材汚染の状態・・・「神経質にならずに時期を考えて注意」が良い
http://takedanet.com/2011/09/post_d0f5.html
(引用)
まず、第一に原発から放射性灰が空気中にばらまかれたので、それが地面に落ちるときに野菜を汚染しました。ひどい汚染でしたから4月の福島・茨城の野菜を食べた人はかなりの内部被曝をしたと考えられます。

しかし、すでに空気中には放射性灰は無くなってきたので、風で土の表面の灰が舞い上がる場合だけになりました。それも徐々に土と混じっていくので、今後は少しずつ少なくなっていくでしょう。私の「2ミリシーベルト作戦」の表にも野菜は食べてよい分類に入れました。

水は放射性灰が空気中から川の表面に落ちたときに汚染し、東京の水道にも出ましたが、それも徐々に収まってきています。日本の河川は水源地から川下までの距離が短く、流れも急なので滞留時間が短く、汚染も蓄積しないようです。地下水などの方が危険でしょう。特別な場合をのぞき、幼児でも水道水も大丈夫と考えられます。
このように、「汚染される時期に無理しない」というのが鉄則です。放射性灰も移動していきますし、日本の大地や川の特性もあります。またセシウムは少しずつ土の中にしみこみますので、空気中の灰が減って土の中に入り出すと葉物野菜はOKになり、次に根から吸い上げる汚染が始まるということです。
静岡のお茶は意外な汚染でしたので、産地も大きな被害を受けましたが、今では測定もされ、その量も大したことがないので毎日、飲んでも大丈夫になりました。このお茶は「どんな場所でも現在の日本では何が起こるかわからないので、産業の方も十分に注意が必要」ということを示しています。

牛肉も徐々に安全になっていますが、まだ不明朗なところがあり、しばらくは外国産を中心にするのが良いとおもいます。業者の方も放射性物質が入っているものは売ってはいけないということが骨身にしみてきますので、少し時間がかかります。

牛乳、乳製品も若干、表示するところがでてきましたが、まだ不安定です。乳製品は外国の物しか使っていないと言っていますが、それもやや工程上、怪しいところもあります。やはり「すべて情報を消費者にオープンにする」という業界の姿勢が見られるまで、要注意です。チェルノブイリで「意外なところから牛乳で小児のガンが発生したという教訓」は活かさなければなりません。

最近の注意点は、キノコ類、魚と海藻です。キノコは全体的に値が高いのと、魚や海草類は測定値がいい加減で、測定値のあるものはかなり高いということです。特に海藻で宮城沖から静岡沖、愛知沖ぐらいまで注意が必要です。魚もサバ、サンマなどが汚染されて来ましたので、十分な注意が必要です。

魚はストロンチウムが問題ですが、量が少ないので、空気中を飛ぶことはないので、北海道、四国沖、九州、それに日本海は大丈夫問うことになります。

お米は当面、2011年物(精米は今年でもOK)を食べ、暫く新米は北海道、九州などに限定して置いた方が安全です。測定値はそれほどひどくないのですが、最初に冒険をする必要はありません。またお米はまだ報道されていませんが、野菜などは偽装表示も見つかっています。
被曝による病気は「確率的」なものですから、「普通の注意(あまり神経質でなくてもよい。というのは病原菌のように体内で繁殖することはない)」を無理なく継続的にすることです。