2011年9月13日火曜日

武田邦彦:世界の異端児・日本・・・その心を探る(1)

世界の異端児・日本・・・その心を探る(1)
http://takedanet.com/2011/09/post_8d5d.html
(引用)

70年前に日本が大東亜戦争を始めたとき、国民のほとんどは戦争に賛成した。その中でも「真実」を知って賛成した人もいるが、多くの国民は偏った報道によって事実を知らず、戦争に突入したとされている。

当時、国民に事実を知らせなかったのはNHKや朝日新聞などだったが、「軍部が報道統制を行い、それに屈服した」ということになっている。しかし、この言い訳も奇妙だ。自らの職業が「事実を伝える」という報道に行ったのなら、「自己都合」、「病気」などを理由にNHKや朝日新聞を去るか、逮捕されても良いから真実を報道するかの選択をするべきだっただろう。

しかし、現実はアメリカやイギリスへの敵愾心を煽り、ドイツのヒットラーを神格化して日本は戦争に突入して敗北した。もしかするとすべての事実が国民に知らされていても、戦争になったかも知れないが、国の指導層が国民に事実を知らせなかったのだから、全責任は国の指導層にあった。

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今、70年前の暗黒時代と同じようなことが行われている。言論が自由な日本だったが、現在の日本国内の情報統制は激しく、国民はほとんど事実を知らされていない。その結果、日本は世界の孤児になりつつある。誤報を流し続けているNHKや朝日新聞は誤報による国民の損害を購うことはできない。そしてもともとそんな役割を国民は期待している訳ではない。

地球温暖化の誤報がその一つである。私は温暖化は良いことだと判断しているが、社会に地球温暖化が危険であると考える人がいても良い。しかし、人を説得するのに「ウソ」を言う必要はない。最近、台風による被害が大きかったので、また「温暖化」が話題になってきたが、次のことを知っている日本人は少ない。

1) 温暖化すると南極の氷は増える、

2) 「ツバル」という珊瑚礁の島はまったく沈んでいない、

3) アルプスやヒマラヤの氷河は歴史的に変化していない、

4) 日本は四方を海で囲まれているので「空気の温暖化」の影響を受けない、

5) もっともCO2を出し、大陸なので大きな被害が想定されるアメリカと中国がCO2削減をやっていない、

6) 京都議定書を守り、実質的にCO2を削減しようとしているのは日本一カ国である。