2012年2月29日水曜日

武田邦彦:「瓦礫」のトリック・・・その危険性とトリックを正しく知ろう

「瓦礫」のトリック・・・その危険性とトリックを正しく知ろう
http://takedanet.com/2012/02/post_740a.html
「takeda_20120229no.431-(16:07).mp3」をダウンロード
(引用)
1. 瓦礫の量は阪神淡路大震災と大きく違うのか?

阪神淡路大震災の時の瓦礫の量は2000万トン、東日本大震災2300万トン環境相発表)で、わずかに東日本大震災の方が多いが、地域が広いことを考えるとほぼ同じか、むしろ東日本の方が面積あたりにすると少ない。

2. 瓦礫全体の内、どのぐらいを被災地の外で処理するのか?

瓦礫総量の内、わずか20%の約400トンを東京やその他の地域で処理する。80%が現地処理。

3. 瓦礫の処理が遅れている理由は何か?

「瓦礫の処理が5%しか進んでいない。これは瓦礫の引き受けが進んでいないから」と2月21日に発表した。しかし、もともと被災地外で処理するのはたったの20%だから、被災地外の引き受けが順調で、もし半分が引き受けても10%の処理率になるに過ぎない。つまり、環境省はこれまでと同じように瓦礫の処理が遅れている理由を、国民が誤解するように発表し、専門家と言われる人はこの辺の事情を十分に知っているのに言わない。新聞も同じである。
さらにNHKは2月末の放送で「瓦礫を不当投棄するので、瓦礫処理が進まない」という自治体の言い分をそのまま放送した。山のように積んである震災瓦礫の数100分の1しかないのに、それがあたかも瓦礫の処理が遅れている理由にしている。またさらにそれを知っているNHKが自治体の言い分だけを放送するというのだから、国民が税金や受信料を支払っていることを忘れているとしか思えないのは当然だろう。

4. 処理価格のトリック

阪神淡路大震災の時の瓦礫の処理費用は2万2千円(トンあたり)、それに対して岩手の瓦礫の処理費用(税金)は6万3千円、宮城5万円。なぜ、阪神淡路大震災の時と比べて物価はやや安くなっているのに、処理費が3倍近いのかについても説明はなされていない。
自治体は政府の圧力とお金の魅力で汚染を引き受けているのではないか。この処理費用のカラクリを市民に言わずに「被災地を助ける」ということしか言わない。

5. 被災地には本格的な瓦礫処理施設を作らない

ある宮城県の自治体が仮説焼却施設を作ったと報道された。その能力を計算してみると実に小さい(このような細かいことはまた機会があったら書くようにしたいが本筋が大切なのであまり細かい数字は割愛する)。
つまり、確かに「見かけ」は「焼却施設を作った」と言うけれど、名古屋市にいくつかある焼却施設のどれにも該当しないような小さな焼却施設だ。でも素人を騙すことはできる。「被災地にも焼却施設を作っている。武田はウソを言ってる」などと言う人もいるが、私を批判する専門家なら焼却能力のカラクリを判って言っているはずである。

6. 汚染の可能性
放射能の量としては、1キロ8000ベクレルが基準値なので、2300万トンでは拡散量は約200兆ベクレルになり、日本人ひとりあたり150万ベクレルに相当する。これは1キロ40ベクレルというまともな食材汚染の限界から言うと一人あたり37年間、汚染された食事をすることを意味する。
また山形と東京が瓦礫を引き受けているが、かりに山形市が半分を引き受けたら、お金はかなり来るだろうが、その代わり山形市の汚染は1平方メートルあたり24万ベクレルと規制値の6倍、警戒領域の60倍にも達する。
このような計算をすると、「山形だけが瓦礫全体の半分を引き受けるワケではない」などという反論がでるし、それを承知でここで示している。もし、数値を問題にするなら、自治体自体が「何トン受け入れて、それによって放射線量は何倍になるのか?」を言わなければならない。民主主義だから「瓦礫を引き受けたら放射線量が何倍になり、付近の人はどのぐらい被曝するか」という数値を出すのが第一である。

まだ瓦礫処理にはトリックがあるけれど、たった20%しか被災地以外で処理せず、放射性物質は拡散します。でも、誰が考えても不合理なことをしていますし、それに「どのぐらい被曝するか」、「どのぐらいお金が入るか」、「1円当たり何ベクレルか」などすべてを透明にすることが必要です。

都知事の「黙れ!」に賛成する人は民主主義をよしとしていないのですから、お殿様のいる別の世界にお住みになったら良いのではないかと思います。人間は無意味なことはやりませんので、これほど無意味なことが行われるということは「裏がある」ということです。それがハッキリ判るように報道して、多くの人が判断できるようにするのが民主主義と言うものです。

もう一つ、瓦礫の問題で私に対する「人格攻撃」が盛んですが、これは私にとっては一つの「楽しみ」でもあります。つまり、事実を言えば相手が納得するなら、別に人格攻撃は不要です。ところが、「武田は事実を調べずに言う」(そんなことを言わずに、その人は淡々と事実を述べれば良い)、「武田大先生の信者」(そんなことを言うなら、瓦礫の説明をした方が早い)などがあります。

人格攻撃をするのは、事実や論理では勝てない(ウソを言う)からで、最後の手段が人格攻撃です。ですから、私は人格攻撃があると「おっ!相手も追い詰められているな」という証拠になるので、ニヤッとしてしまいます。

セシウム・・・再飛散の恐ろしさ(瓦礫と同じ新しい危険)

情報短信 瓦礫処理のウソ:環境省とはなにものか?
(引用)
東北では「瓦礫処理施設が欲しい」と言っているのに、環境省が審査を遅らせ「3年間は許可を出さない」と言っているのですが、その理由は「瓦礫は放射線を含むから審査を慎重にしなければならない」というらしい(伝聞)のですからすでに「公僕」としての役所ではないと考えられます。

(私見)

そういうカラクリだったんですか!!おかしいと思ったんです。
「結局はおカネでしょうよ」とは思っていたのですが、それにしても3倍ってどういうわけですか?
何より驚いたのは危険を冒してまで動かした挙句に、それが全量の20%でこの大騒ぎとは・・・。それを「反対するからだ」というような報道や責任転嫁とは、想像以上に酷い。

某番組では震災景気、震災復興がどうのと言っておりましたが、そういうことですか。その上で結局いくべき現地の方々にお金が回らないとか、それでお金が足りないから消費税がどうのとか・・・。恥の上塗りといいますが、すぎれば平気みたいです。除染にしてもニュヨークタイムズで意味不明な除染ということで記事になってましたね。ただお金だけが垂れ流しになっている。

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SATURDAY, FEBRUARY 18, 2012
ニューヨークタイムズ: 訳の分からない放射能除染 (記事全訳)

http://ex-skf-jp.blogspot.com/2012/02/blog-post_9660.html

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図星をつかれると人は精神攻撃に走ります。ほとんど全ての人ですね。私もそうでした。(笑) 年の功もあり、最近は自分がムカっとした時は「あ、図星つかれちゃったんだな。これが私の本音だったのか・・・情けない奴だ」と途端に冷静になれたりします。自分の本音が把握できていいんですね。

私は武田さんのように頭もよく無ければ丁寧でもありませんが、私は私の程度で心が納得ができないことに関しては、一旦横へおいておいて、後で時間をかけ丹念に事実を集め質問を繰り返す方です。なので同じような経験があります。100%口撃されます。どうやら筋が通ってないことがわからないようです。筋を整理しようとすると、怒られるんですよねぇ。親にもよくそれで怒鳴られたりしました。(笑)本音を隠しているから筋が通ってないんですよねー。

自分が「ムカ!」ときた時はチャンスです。自分の本音がわかりますね。自分で驚いたりします。「とんだクズ野郎じゃん」と自分にツッコミを入れたりします。案外自分の本音は把握できていないものです。自分自身が自分の観念(大脳)、半端な理想像?(自分が投影した自分像)に騙されていることに気づきます。ズレてて良いことはないのでなるべく補正するようにしてます。クズ野郎ならクズ野郎で仕方ないのです。下手は下手として、駄目は駄目として認めるしかないのです。その時点では。先はわかりませんから。

私は武田さんの記事を引用することが結果的に多いのですが、それは色々な情報を自分なりに収集し整理すると、武田さんの記事が最も解りやすく、その上で快活なので気づけば増えていたという感じです。武田さんが仰ることが全て正しいとは思っていないません。事実315の時も疑心暗鬼でした。締めきって自宅待機してましたが、我慢できず16日とか「もういいだろ!」とマスクもせず外でちゃったんです。後悔先に立たずです。知識不足等も含め疑問に思うことは判断を保留しています。

これは野尻先生についても同じです。野尻先生には常に疑問をぶつけています。子供のように「なぜ」「なぜ」「なぜ」を問い続けました。野尻先生は有り難い方で全てに答えてくれるんです。相手のレベルをみた上で。「この程度までなら言えるかな?」ということを斟酌された上で話してくれます。こんな丁寧な方は今までおりませんでした。大概は「いい加減にしろ」と答えてくれなくなっちゃうんですよね。図星だったんですね。