2019年9月24日火曜日

Windows:SSDのクローン化問題


SSDのクローンについて感想を書いております。実際の経験や技術的背景があるわけではないので悪しからずご了承下さい。

前文


兄のPCに色々あり、相談を受ける中、ふと調べてみる。以前よりはシステム・ドライブのクローン化は一般化した印象ですが、クローン化したシステムドライブが本来の性能を生ききったという話は聞かない。言うなればクリーンインストールと同等という報告である。

歴史の浅さ


SSDそのものの歴史が短く、個人的に「ある程度の安定圏内に入った」と思ってから8年前後なので無理もない話かもしれない。その上でOSの進化に伴い却ってクローン化は難しなっているようだ。(セキュリティが強化されているので)果たして現状はどうなのだろうか?

結論


調べてみて、まだ不安が残るとの結論に至った。人柱を求む状況は変わらない気がする。失敗事例、短命案件は多いのだが、長く運用出来ているという話は聞かない。ほとんどの事例は「クローンは出来る」という範囲内の留まっている。昔からクローンで出来ました。安定しない、突然死が問題なのであって出来るには出来たのです。

現時点で老朽化によりクローン化した私のような人はダメ元でやるしかない。精神的にそれが負担なら、クリーンインストールしたSSDも念の為に用意しておく方が良さそうだ。様々な事例からもクローン化したSSDの突然死はクリーンインストールしたSSDの死亡前現象より遥かに予備動作が確認出来ず、文字通り突然動かなくなるようだ。

これからの人でクローン化を想定するのなら同じSSDを2台購入することをオススメしたい。

クローン化する動機


・SSDの容量が足りなくなった。(コレ、私)
・ドライブが不安定になってきた。若しくは寿命が気になる。(コレ、私)
・システムに何らかの重大なトラブルを抱えてしまった。
・ソフトウェアのライセンスの問題。(コレ、私)
・バックアップ。

 これらが最もクローン化への動機に多い気がする。

クリーンインストールは面倒臭いと思ってだったらクローン化はすべきじゃない。クリーンインストール以上の最高の結末は無いからだ。クローン化するのにハードウェアベースでもソフトウェアベースでも数時間かかる。2.5~4.5hとか。その時間があればほとんどの人はクリーンインストール出来てしまうだろう。

認証やアカウントの復元が面倒なのはわからないではないが、逆にそれはAndroid等でも避けられないことなのでそこにストレスを感じていたら現代のIT事情では厳しい。今のパソコンは嘗てと異なりCPU、メモリ、ドライブ、回線、全て優秀なので高速に終了する。

入念な準備


クローンにするには最低条件、最低知識というのがある。言える部分では、オリジナルとクローンでドライブ環境はそのまま引き継ぐ。クローンした直後に変えない。せっかくだからと変えがちだが変えてはいけない。HDDからSSDなら、SSDの基本フォーマットはHDDと異なる。なのでSSDのフォーマットをHDDに合わせる。じゃないとOS側はHDDと同じMBRと思って動作するので不整合が起きる等。それらは踏まえておく必要がある。

責任は負えないので他は書かないが各自十分に条件づけで調べた方が良いだろう。特にHDDからSSDにする場合は不安定要因を多く抱えることになりそうだ。それらを十分精査し、覚悟をした上でやったほうがいいだろう。基本的に「壊れる」と思っておいた方が良さそうだ。

ソフトウェア派、ハードウェア派


クローンにするには一長一短があり、無償ソフトウェアだからとか、有償ソフトウェアだからとか、ハードウェアでのダイレクトだからとか、事は単純では無いようだ。クローンをソフトウェア上から実施する場合、綿密な検証が行える点で心強い。逆にクローン用ハードウェアでやる場合、OS側からの干渉を受けないので心強い。双方にメリットがある一方、デメリットもありそうだ。

特にSSDの場合、規格はSSDのTLCとか一見同じように感じるが、HDDがほとんど同じなのに対し、SSDの中身はメーカーごとにまるで異なっている。コントローラーも各社独自に用意、カスタマイズしたものである。その差を埋めるには、メーカー純正のクローンソフトが最も安全に思うが(同じメーカーなので長所短所、中身を他社よりは知り尽くしている)、それですら完璧では無いようだ。そのケースでも突然死の案件は結構読む。それほどまでに単純では無いようだ。

安全性の高いクローンには


個人的に調べて最も安全性の高いと思われるクローン方法は次のように感じる。
全く同じドライブを2つ買うのだ。
オリジナル用と、将来のクローン用。
嘗てはともかく今なら可能だろう。(嘗てはまだ黎明期だったので旧型を持っておくメリットは全く無かった)

条件


・ドライブと同じメーカーのクローンソフトを使う。
・オリジナルと同じメーカーのドライブを使う。
・オリジナルと同じ系列のドライブを用意する。

これが恐らく最も安定すると推測される。というのもクローンは、この差が大きければ大きいほど不安定要因を抱え込むことになるからだ。例えば、SSDの開発元がCFDならクローンもCFD。形式もMLCならMLC。今だったらTLCならTLC。同じ形式でもコントローラーによってランクがあるので、同じランクのを買う。つまり、同じものを2つ買うことになる。恐らく容量の差はあっても大きな問題ではないが、同じであって損はない。

この条件を満たすには、オリジナル購入時にもう1台買うしかない。つまり物理的にもクローンにするのだ。TLCも今や 3D NAND になっており、同じTLCでも嘗てとはまるで違う。某社某製品は V NAND でこれまたセルの積載方法違う。コントローラーに至っては尚更である。セルの構造も変化し、コントローラーも常に進化しているのだ。当然ながら同じ条件ではなくなり、差は広がる。

フラッシュ登場以降、長い間初期不良が大量に出た。(私もつかまされたことがある)同じ工場ロットですら品質にばらつきがあり、同じスペックとは思えないほど当たり外れが激しかった。それでも高品質だったロットは総じて高品質だったりする。(差が最も無い状況)それと同じことがSSDでも言えるだろう。

最後に

昔からSSDをシステムドライブにしている人にとってはクローンは冒険だろう。基本諦めた方が良いように思う。やるなら人柱的に楽しむ程度。(報告を待つ!w ブログに書いて欲しい)クリーンインストールが望まれる。

今からクローンを想定するなら簡単だ。2台同じのを買えばいい。1台は眠りにつき、5年後から10年以内に必要になるだろう。今のSSDは十分速いし安定してる。その上でずっと安い。未来のその時点のスペックより劣っているかもしれないが誤差だろう。何せ私のSSDと比較しても速度に関しては誤差範囲内。大幅に違うのは耐久性だけである。

逆に今限界が見えている人は同じSSDを入手することは最早叶わないし、当時と今ではSSDの性能が雲泥の差だから買っておく意味も乏しかった。私のSSDは東芝なので最早存在すらしていないのだ。(部分的には各社に引き継がれているが)MLCの多くが姿を消し、今や高性能TLCが主流。差が開きすぎている。

今切羽つまっている私のようなユーザーはダメ元覚悟でクローンとクリーンインストール2台用意してもいい。(今、コレを検討している)クローンが突然死しても、クリーンインストールして最低限の環境を用意してあれば手を止めることは無いので安心だ。

私のように最早オンライン認証が出来ず(メーカーが打ち切っている!)新しくクリーンインストール出来ないユーザーはやはりクローン化したいだろう。30年前、パーソナルコンピューターの登場で仕事は格段に楽になると吹聴されたが、楽になるどころか、益々複雑になり、手間ばかり増えている気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿

このエントリーをはてなブックマークに追加

(前後の記事)

人気の投稿(過去7日間)