2011年6月9日木曜日

武田邦彦:原発事故中間まとめ(4) 「悪意」か? 私たちの政府

元原子力安全委員会委員、現中部大学教授 武田邦彦
原発事故中間まとめ(4) 「悪意」か? 私たちの政府
http://takedanet.com/2011/06/post_8fb4.html
(以下引用)
※このズレているのは引用です。引用つまり原文の一部。

その時、政府は驚くべき発表をしたのである。それは、
「放射線の強さは距離の二乗に比例するので、遠くに逃げれば良い」ということであり、それを受けてNHKのテレビでは東大教授が、
「10キロ地点から20キロ地点に逃げると、被曝量は4分の1になります」
と解説をしていた。「かけ算」をせずに1時間1ミリシーベルトを「レントゲンの600分の1」などと言っていた時代だ.
それを真に受けた多くの人たちは、
「原発から遠くに逃げろ」
と思ったのは当然である.
(中略) 
原発の事故では「原発を背にして、遠くに逃げる」のはダメである。

この図を見て欲しい.
福島原発が爆発すると、そこからの放射性物質は風で流れる.どちらの方向でも同じだが、もし「西北」の方に流れたとしよう。
その時に、政府が「原発から遠ざかれ!」と言った。
国民はまさか政府が悪意を抱いているとは思わないので、原発を背にして逃げた。
でも、図のAさんは風下に当たっていたから、逃げれば逃げるほど原発から襲ってくる放射性物質の中にいた。事実、逃げたところで粒が上空から降ってきたので、もと居た場所より多く被曝した。
Bさんも、Cさんも風下には当たっていなかったので、逃げる必要はなかったが、政府を信じて逃げた。
そうして、Bさんは郡山まで逃げ、そこで迂回してきた放射性チリで被曝し、元のところの方が低かった。
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・・・・・・・・・
つまり、
1)
風下に当たっている人は、原発から遠ざかれば遠ざかるほど、長時間被曝する、
2)
「横に」10キロも逃げれば、被曝しない.つまり「原発から遠ざかる」のではなく、直角に逃げろということだ、
3)
風下の当たっていない人は遠ざかっても関係がない、
ということが判る。

(この記事に対して私見)

その内容をまさに一時信じた私です。

この東大教授の言うことは信用してませんでしたが、ラジオで長崎大学の被爆専門家が同じことを言っていたからです。実はそれがまさに「本当かなぁ?」という疑念を抱かせたキッカケでもありました。とはいえ、まさか被爆した過去をもつ長崎の地で、被爆研究をされている教授が、チェルノブイリにいって調査もした人が、と思い疑念を抱きつつも信じることにしました。この長崎大学の教授は今まさに福島で放射線防護の顧問として派遣されているようですね・・・。

その内的根拠として、
チェルノブイリ事故後に公表された汚染地図です。
あれを朧気に覚えていたのが災いしました。
あそこにも同心円が描かれていからです。後に、あれは単に距離をしめすだけの意味でしかなく、同心円状じゃないことは明確な事実でした。教養のなさが、放送を信じた根拠となってしまいました。