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2011年8月26日金曜日

映画「コクリコ坂から」

先日ようやく行けました。行けるタイミングを狙ってました。
「まだ混んでますねぇ。ガラスキを狙ってましたが予想外です」(´・ω・`)

映画館を間違ってしまい1時間前についたのですが、既に前3列しか空いてません。
「ジーザス」(´・ω・`)
とアメリカ人でもキリスト教信者でもないのに思わずチケットの売り子さんに言ってしまいます。
これって、失礼にあたるようです。
中学からの習慣なんです。
日本語で「クソ!」とか言うと、余計に腹が立つことに気づいて以来、実感のない言葉で罵詈雑言は言うようにしていたら本当に板についてしまいました。

吾朗ちゃんはホントに運がいいね!!

いい作品に巡り会えたと思います。同い年なので「ちゃん」づけで失礼します。
じんわりと暖かい気持ちになって映画館を後にすることが出来ました。
「諦めや打算からは何も生まれない!」
しみるなぁ。
確かに受け取りました。



ゲド戦記を見た時に、
「吾朗さんは才能があるけど駄目だ。二度と観たくない」と思いました。
ゲド戦記は打算と予定調和の典型に感じ、いたく不快感をおぼえました。
原作を全く消化せずに、ソツなくまとめようとしている。そんな感じです。
まとめられるだけ凄い才能だとは思いますが、私が一番嫌いなタイプの作品でした。
今日本に蔓延しているものです。

なので当然見る気はありませんでしたが、
お父さんのポスターと、
ローソンの特典に惹かれ買ってしまいました。
彼はファンタジーを作るには自在さがない。頭が硬いように思います。
トッポさもない。才能もあるけどそれにしても運がいい。
ジブリを支える映画監督になってくれそうです。

私は50点以上の作品はプログラムを買って帰ります。

評論家の寸評や役者の私見には全く興味がないのですが、
監督やスタッフの文章が読みたいがためです。
吾朗さんの寄稿には胸を鷲づかみにされました。

彼は正直ですね。

同じ年として身につまされました。
自分も知らずに時代の風潮に流されていたことを気づかせてくれました。

「深いところでは僕はいつでも諦めを抱えていたと思う」

と書いています。
ハッとしました。
私もそうです。
彼も指摘するように我々の世代に蔓延した考えかもしれません。
我々の世代が親、学校、社会教育によって”諦め”を植えつけられたと思っていました。
しかし肝心なことを忘れていました。

どうあれ諦めるのは本人です。

「時代や世代のせいにしていたけれど、
諦めて、臆病になっていたのは僕自身だ、
これは僕の個人的な問題かもしれないけれど、
それだけじゃない気がしてならない。
僕らと僕らの後に続く世代の問題なのだ」 と語っております。

全く同意見です。
”諦め”という拘束具をあてがわれたのは事実です。
その拘束具は強烈で、脱ぐことは許されませんでした。
そしてついには従属してしまった。
どうあれ従属したのは自分です。
お父さんの寄稿もとても興味深かった。

打算と諦めからはなにも生まれない。

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