2012年9月10日月曜日

DELL DIMENSION 5150C:内部清掃

家電類を一斉に廃棄したタイミングで DELL DIMENSION 5150C を譲り受けました。
これは4年ほど前でしょうか?トラブって相談を受けていました。
かなり深刻な問題で、症状を聞いた上での初期判断としては、
1.CPUの熱暴走
2.電源ユニットの容量不足
この2つが考えられました。1のみか、2のみか、この両方かいずれかかなと。

「万が一壊れてもいいなら修理しようか?」と言いましたが、修理するにしても別なパソコンが必要です。代わりになるパソコンがなかった為に別なパソコンを買い、その後このPCは放置されることに。

症状としては、
1.突然のダウンを何度も繰り返す
そして、HDDが遂にスキャンディスクも受け付けなくなり、帰らぬ人に。
ダウンの状況を伺った上で、上記1,2を考えたわけです。
HDDは物理的に壊れてしまったと思われるので、新しいHDDで再インストールを薦めました。
ただ、再インストールしても同じ症状が出るのではと心配されてのことか、結局再インストールされることなく。
そして、処分するようなこをと申しているものですから、恒例の・・・「捨てるなら頂戴w」という感じに。


復帰しない可能性もあるのを視野に入れ、徹底的にばらしてみる覚悟を決めます。
ケースを見て改めて思ったのは、エアフローが酷い。
「よくこのデザインを採用したな」と思います。どう考えても悪い。
目を惹いたのは大きなヒートシンク。そのヒートシンクの真後ろにHDDをマウントするという異常な構造。色々とネットで調べる中で、この排熱により樹脂がもろくなり、「摘んだだけで割れた」などの報告も見受けられました。あのヒートシンクにして、排熱用のファンがない。

「これはCPUの熱暴走だな」と仮定。

となるとケース内を徹底的に掃除する必要があります。
受け渡しの際に、ケース内は綺麗にして頂けました。ありがたいです。
後はヒートシンクをばらし内側も綺麗にしていきます。


ヒートシンクを外したところ。
ファン側はエライことになっています。
ま、こんなものでしょう。
実はもっと酷いかと思ったので、それほどでもないようです。

掃除後
熱伝導グリスも剥ぎ取り綺麗に掃除しました。

このPCの最大の特徴であるインテルのPentiumD860プロセッサ。
グリスを綺麗にとりました。
DualCoreの先駆けにあたるものではなかろうかと。
案の定ですが、発熱と電気を食う問題を抱えておったようで、
Core2Duoの登場によりお払い箱に。
それも2008年までは製造されたいたようです。
調べると、相当な爆熱CPUのようで、もの凄く熱くなります。
あっという間に消えたのも頷けます。
犯人はお前かー!!(;´Д`)

実際にCPUの構成はDualCoreで1基2.8GHzもある優秀なクロック。

ただ、このPC恐ろしくアンバランスに感じます。
こんなハイパワーなCPU積んでいながら、VGA出力!!うそ(;・∀・)
このPCよりずっと前に発売されたVステですらDVI端子をつけてくれています。
ないんです!!
つまりVGAが基本!!これは・・・・

ヒートシンクを取り外した内部。
案の定な状況ですが、思ったほどでもないですね。
もっとかと思ってました。
それよりも何よりも!
ヒートシンクとファンが密着していない!!
そこに驚きました。
お陰でマザーが大変なことになってます。
そういえば、
調べた中で、このCPUの熱によりコンデンサが爆裂しそうな人もおりました。
なるほど、これなら頷けます。
どうやら、この子は平気なようです。

ざっくり綺麗にしました。
それにしてもCPUファン兼ケースファンが小さい!!
パワーはありそうでですが、大きさは極めて重要な要素です。
このサイズなら、下にももう1基ついていても不思議じゃない。
これはどう考えても役不足では?

ここで一旦組み上げ動かしてみました。

まーとんでもない。
ドライヤーのターボモードありますよね。
あれです(;・∀・)
ブワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
って回りっぱなし。
ヒートシンクに手をかざすと、ぬるい空気が。
熱が全くといっていいほど伝わってません。
熱伝導グリスですね。
手持ちがありません。

フロントパネルにエアコン用フリーサイズフィルターをセット。
VLのマジックテープを小さく切り、そこにフィルターをセットしました。
これでかなり違うはずです。
ちょっと長さ足りませんでしたね。ま、よしとしましょう。

どうやら調べると、かなり熱問題で困っている人が多いよう。
というより、ファンの爆音問題といったほうがいいかもしれません。
フロントパネルと筐体の間にかなり埃がたまるようです。
ところが!!
このフロントパネルやたら無駄に構造が複雑で感では到底外せそうにもない。

というわけで、筐体のバラしか方を丁寧に解説いただいているサイトを
参考にしながら悪戦苦闘して分解。
わかりやすいです。でも、思ったより大変でした。(;´Д`)

「気ままな写真散歩道・・・・・」
DELL 5150Cのファンがうるさい
2007/11/9(金) 午後 0:18
http://blogs.yahoo.co.jp/photowalkerxx/27262356.html

プラスチックの爪を割るんじゃないかとヒヤヒヤしながら慎重に作業。
CPUファンを外すと、フロント側もそれなりにカビがごとく埃が。
恐らくですが、フロントパネルを外さないとこのCPUファンは外せないかもしれません。
ここでえらく苦労しました。なんか引っかかっており、外れそうではずれない。
これも綺麗にしておきました。

フロントパネルに到達。掃除後です。
このパネルと筐体の間に埃が溜まっていました。
ただ、解説いただいているサイト様ほどではなく、
これぐらいな然程問題ないかというぐらい。
ま、それなりにたまってましたけどね。
綺麗に吸い取りました。
驚いたことに、マザーボードと筐体の隙間に細かい埃が!!
これは完全に分解しない限り無理なのでとれるだけとっておきました。
マザーの裏はそれほど問題にもならないでしょうし。

綺麗になったー!!
この作業に90分以上はかかったでしょうか。
なんで、こんな無駄に大変な構造にしたんでしょうねぇ。
つくづく意味がわかりません。アップルと同じ理由でしょうか?
フロントパネルを完全に外すと、
あるプラスティックパーツをはめ直すが非常に大変なので、
完全には外さずに作業しました。

後日、熱伝導グリスを購入し塗り直し。
ヒートシンクに薄く塗ります。
ヘラでしっかり伸ばした方がよいでしょう。
削る時にマイナスドライバーで適当にやったの傷が残ってます。
ま、性能に影響はないでしょう。

そしてCPUにも薄く塗ります。
双方に塗ることで綺麗に密着します。
後は全部戻して終了です。

えー!!ってほど静かになりました。
無回転から低回転で動作し、時折思い出したように回転数が上がります。
なんか、不器用なCPUっぽい感じがします。
ヒートシンクに手をかざすと、熱い熱がちゃんと伝わってきます。
室温36.5度の日にずっと使ってましたが、
回転数は多少上がるもののドライヤー状態にはなりませんでした。
以後、一度もダウンせず。

私の実感としてはサイドパネルは閉めてはいけません。
閉めると庫内の温度が異常に上がるようです。
無理もありません。このエアフローな当然そうなるのでしょうね。
使う時はフルオープン。使わない時は閉めておきます。
このPCの周囲の気温だけが確実に上がります。
熱い排熱がHDDにあたるので、HDDの温度もかなり高くなるため、
それもあってパネルは閉めない方がいいでしょうね。

その他

このPCにHDDは2.5インチが良さそうです。
3.5だと完全に排気を塞いでしまいHDDそのものにもよくありません。マウンタを購入し、昇天したQosmioのHDDを外して取り付けました。HDDが熱暴走したという記事もあったようです。今回ばらしてみてわかったのが、ケースのエアフローの異常と、CPUの爆熱問題です。どうやら電力はボードを刺さない限り足りるようです。

元の持ち主に起きていた原因は、

CPUの爆熱と排熱不良による熱暴走前の緊急停止。その繰り返しによりHDDはの回復不能な物理ダメージが発生。これが結論でしょうか。ダストはそれなりに溜まっていましたが、ダウンするほどではないと考えました。
パソコンは100度に達するとマザーボードの保護回路が働き、OSが何をやらせていようが勝手に落ちてしまいます。インストールしていようが処理を実行していようがお構いなしにそれは発生します。実際テストしてみて、3度ほどマザーレベルで落ちました。勿論それは機械を保護するために必要な動作なのですが、そうなるとHDDをは大きなダメージを受けます。物理的に壊れてしまうことも当然あります。でも、こうしたことは余程掃除をサボらない限り、またエアフローが悪くない限り、本来は起きないはずものかと思います。それが、このPCは元からのエアフローのまずさに加え、CPUクーラーの構造や、何より爆熱CPUということでこうなってしまったようです。

もしくは排熱異常によるHDDの熱暴走も考えられるでしょう。ということで、このPCは熱管理にさえ気をつければまだ動くことがわかり、今も私のメインPCとしてここ3週間ほど順調に動いております。

恐らく1年に1回は熱伝導グリスを塗り替えた方が良いでしょうね。これだけ熱量が多いとグリスの劣化も激しいと思われます。フロントパネルにエアフィルターをかましておけば、ダスト処理は2年に1回ぐらいでいけるのではないでしょうか。勿論、フィルターは年に何回か交換する必要はあるでしょうが。元の持ち主も使い始めて1年以上経過してから、こうなったと仰っていますので、埃の問題もさることながら、熱伝導の問題の方が大きいような気がします。ま、構造からいってダスト処理するにはヒートシンク外さないといけませんので、結局塗り直す必要があるんですけどね。まーそういうことをするのはPCが好きな人ぐらいなものでしょうから、一般向けではなかったということなのでしょう。