2012年10月24日水曜日

プロが良心を捨てると

今日とある病院へ行ってました。
定期健診です。
その病院に医師会からのパンフレットが置いてありまして、
「放射線って危険なもの?」という小冊子が目についたので
待合がてら読んでました。
平成24年9月刊行です。

ほとんどは既に知っていることなので
飛ばし飛ばし読んでましたが、
どーも、結局は「安全ですよ」「心配しすぎですよ」といいだけに思えてきます。
先入観は出来るだけ捨ててようと斜めよみしていきますと、
この冊子で言いたい結論めいたページが最後辺りにありました。
P27より一部抜粋します。

「自然放射線が1けた2けたミリシーベルトの世界に住んでいる私たちにとって、
 100より下の世界は影響がみられておらず、
 さまざまな防護対策を予防的に考えているということです。
 実際の値として、皆さん個人の健康影響では、
 野菜不足から塩分のとり過ぎぐらいの間、
 ここに100ミリシーベルトの被曝があると考えてください」

だそうです。驚きました。
この医師会の見解なんでしょう。
「あーこんな所に住み、通わないといけないのか・・」と
暗澹たる気持ちになりました。

日本の法律は年間1ミリシーベルトです。国際的に合意を得ているのも。
なのにこんなことを医師会が堂々と書面に書いて流布して、
問題を問われないという・・・現実。
この書面を、武田邦彦さんの例えで言えば、
アルコールを飲んで事故を起こすのは犯罪ですが、
アルコールに強い人や事故を起こさない人は平気です。そうそう起きるものじゃないし。
と、警察の広報に発表しているようなものです。

かようにプロが良心を捨てると社会的影響が絶大です。
信じてしまう人は多いですから。

消防署に行く用事があり、あわせて行って来ました。
待っている間、ざっと見渡しますと、
懐かしいキュッキュとなる床に、
もはや死滅したかと思っていたグレーのスチール机が沢山並んでいます。
机は書類が山積みなるも綺麗に整頓され、床にはチリ一つない。
グレーのスチール机は昔の刑事ドラマでよく見たやつです。
まだあったんですね!?
確かあの机は面積が狭く、書類も対して入らず、とても重く、扱いにくいんです。
椅子はそこそこのやつですが、一体なんでこんなになったというほど傷んでいます。
歴戦の椅子でしょう。
電灯は節電のためか間引きしてあります。
沢山あるテーブルの中で署員は3人。
とても静かです。
キリリとした顔。
ハキハキとした声。
書類は相変わらず旧態然とした印象でしたが、
「あーこの消防署の人なら安心かな。ありがたや」 と思いました。
書類を受け取り、「ご苦労様です」と声をかけ後にします。

この差はなんのだろうか。

職務を全うしようという意思。
そして志と、実際の行動でしょうか。

自分は小学生の時に思いました。
「なんで大人はあからさまな嘘をつくのだろう?」
大人は嘘つきな上に、
人を無知よばわりして論点をズラシ、誤魔化そうとする。
その上でいちいち口うるさい。
そういう風に思ってました。
それでも、無知は事実でしたし、何か自分の知らない堪えるべき要因があるのかと思ってました。
やっぱり基本的には信用していたのです。

でもそうでありませんでした。
自らの後ろ姿を思いました。