2014年9月26日金曜日

MVNOは今後の移動体通信の主流となるか

今年になりMVNOの OCNモバイルONE を半年ほど使用してきましたが、今年の初夏よりサービスを開始した ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIM に鞍替えすることにしました。理由は私の使い方では思ったよりデータ量を使わない上に高速である必要性があまりないから。

携帯キャリアは4G登場以後とにかく下限上限を上げる動向にありましたが4Gの浸透が鈍いことから今年の春に携帯キャリアは事実上の一斉値上げを行い大きなニュースとなりました。そういった動きに呼応するかのように勢力を伸ばしてきたのがMVNOサービスのように感じます。


MVNOへの参入相次ぐ)

従来の携帯キャリアの電波や通信各社のWi-Fiを間借りする移動体通信サービスです。当初はNTTコミュケーションズ が展開する OCNモバイルONE ぐらいしか主たるサービスは目につかなかったように思いますが、ここ数年で急速に増え、プロバイーダ業務を手がけるBIGLOBE等はおろか、家電大手のビックカメラ、イオン、楽天 など本来通信サービスとは無縁の会社の参入も相次いでいます。今年に入りヨドバシカメラや周辺機器大手のELECOM等も参入してきており、今後 携帯キャリに変わり移動体通信サービスの主力になる可能性も感じています。

価格とサービス内容に魅力)

魅力的なのは価格ですが、携帯キャリアのサービスと異なり業態が異なる会社が多く参入している為、サービス内容に各社特色を示すものが増えてきているのが魅力です。海外では既にデータ通信を通して行う電話番号サービスが充実してきており、既に日本からそうしたものを利用し携帯キャリアを手放した人も増えてきているようです。

自らのライフスタイルに合わせチョイス)

各社様々なプランを用意しているので、自らのライフスタイルに合わせて選べるのは強いように感じます。また、携帯キャリアと異なり、購入や入退会はネットで完結できる簡単さ。手動で開通処理後に即そのプランで利用可能です。ただし、サービスが多様であるということは即複雑さにもつながっているようで、この手のに疎い方にはハードルは高いかもしれません。

自由さが故の不自由)

OCNモバイルONE等は解約時は日割り請求ではなく月一杯分で請求されますが、会社によっては日割りでの請求となります。またOCNモバイルONEは電話でプランの変更が同一SIMで可能のようですが(SMSメールはSIMで決まる為につけたり外したりは出来ない等の制約はある)、ワイヤレスゲートはプランの変更そのものが出来ず、SIMを買い直して現在のを解約した上で再契約となる等かなり手順は異なります。また解約するとそのSIMは2度と使うことは出来ないようです。

また、無制限とうたっているサービスでも実情は制限があるようで、使い方によっては極端に回線を絞られることもあるとの報告もあります。ただしこの辺りは問い合わせても答えてくれないようで、各社ホームページを見ても準備不足感が強く必要な情報が見つけづらくなっているケースもあるようです。実際にやってみて初めて知るということもあると思います。

料金プランの明瞭さと簡便さ)

MVNOはSIMが事実上の初期費用となり概ね各社共々3150円程度で済みます。SIMは家電量販店でも購入できて、キャンペーン以外では価格に差はほとんどありません。このSIMに現在使っているスマホであったり適当なものを購入すればよく、後はプランの月額利用料だけでその他の事務手数料等が発生せずオンラインで全ての申し込みが完結出来ます。携帯キャリアに見られる2年縛りや違約金等も基本的になく (スマホセット等を分割で購入した場合等は除く) 気軽に試すことも出来ます。

初心者へのハードルはやや高い)

ただしこの手のものにしては初心者へのハードルはけして低くはありません。ネットで全て完結出来るが故に、自分で端末のAPN設定等が必要であり、けして難しくはないのですが躓く人も少なくないようです。この手のに慣れている人であればネットで調べればすぐに解決出来る程度のものですが、そうしたものに全く不慣れな人にとっては意味不明かもしれない。

またネット上での事前の読み込みは非常に重要で買ってはみたものの対応してないということもありSIM代が無駄になる可能性もあります。(またSIMには開通期限がある) ワイヤレスゲート等は専用アプリをインストールする前提があり、専用アプリが端末で動作しない場合は該当サービスが受けられません。一方、古参のOCNモバイルONEではそうした必要がない等、差があります。

サービスとプランの比較)

ASCII.jp デジタル
U-mobile、月1GBの高速通信で780円の新プラン開始!
2014年07月29日 17時40分更新
http://ascii.jp/elem/000/000/918/918775/
(引用)
 U-NEXTは、同社のモバイル通信サービス「U-mobile」のプランを大幅に増加。月1GBの高速通信が利用できて、月780円(以下、すべて税抜)という格安プランなどを追加した。サービス開始は8月1日。

各社の内容比較があり値段とデータ量の差が一目瞭然。会社によってはWi-Fiもセットになってお得な場合もあるのである程度 価格と通信料で絞ったら最終的には各社HPで確認したほうがよさそうだ。最後発となった業界最安値のワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIM も掲載されている。

ヨドバシカメラ オリジナル
ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIM
http://www.yodobashi.com/ec/promotion/feature/detail/1406272K2118P_1406272K2118C/index.html

BIGLOBE
http://join.biglobe.ne.jp/mobile/lte/data/?ls=1&gclid=Cj0KEQjwvqWgBRChnMjQ7u7UzOUBEiQAooXvYdI2KxWeDLCgSDosCuLIRxBJioIXNnl_ohvd6ZQLK4EaApi78P8HAQ

携帯キャリアを止めて音声通話も考えている場合)

昨今になって登場したプランで、音声通話を前提としており 090等 の番号も付いている上でデータ通信も出来る。ただし初期設定費用は必要だったり、不必要であったり各社様々なので事前に下調べは欠かせない。他に通話料も別途かかる。

OCNモバイルONE・音声通話SIM
http://store.ntt.com/p/ocn_mobile_one_050p

OCNの場合はアプリケーションを使うだけなので、他のコースや端末でも利用可能だが 050Plus 自体はあまり評判が良くない。特に専用SIMという印象はないが通話が多い場合は安くなるように設定されているかもしれない。

BIGLOBE・音声通話SIM
http://join.biglobe.ne.jp/mobile/lte/index.html

ここはSIMそのものが通常と異なるよう。

通話にも新たな試みが)

楽天はフュージョンコミュニケーションズと提携した楽天電話をスタートした。フュージョンは電話回線をもっているのでデータ通信ではなく従来の方式をつかった通話を可能としているため、違和感なく携帯キャリアからの移行が可能に。ただ、従来のアプリ形式とは異なり価格はやや高い。携帯より安くアプリ電話より高いという感じ。安定性を得ながら携帯キャリアを手放したい場合には向いているかも。

楽天電話:http://denwa.rakuten.co.jp/lp/

モバイルルーター経由は特に注意)

LTE/3G回線での利用が主なら恐らくあまり問題にならないように思いますが付帯サービスのWi-Fiスポット対応には注意が必要です。提供サービス会社によってそのあたりの対応は多様で、その点を当てにしてsimを購入したはいいが使えないということもあります。例えばワイヤレスゲートの場合は以下。

ワイヤレスゲート
動作確認済み端末一覧
http://www.wirelessgate.co.jp/sim/service/yd/terminal/device#note001

モバイルーター に関しては一番下に出てますが 専用アプリケーション が端末で自動認識しないために肝心のワイヤレスゲートのWi-Fiスポットに接続しません。モバイルルーターを介してのWi-Fiスポットを重視なら諦めた方がいいでしょう。また端末そのものでアプリケーションが正常に動作しないといったケースもあり、この会社の場合は1にも2にも専用アプリケーションが自動認識するかにかかっているようで、それ以外の救済措置は今のところ用意されていない。

逆にBIGLOBEのWi-FiサービスやBBなどは、専用アプリを使わずともSSIDが設定されている為にルーター側の公衆無線LANで動作をフォロー出来るため利用出来そうです。

ハングアウトが高音質に?!)

この手のもので最大のネックは電話番号への音声通話が非常に不安定な点ですが、9月に最新版がリリースされたGoogleのハングアウトがGoogleVoice時代より高音質高リアクションと話題のようです。ただ現時点では非通知で相手にアナウンスされてしまう為、今後この辺りのサービスが固定番号取得できるようになれば期待大。

まだまだこれからのサービスと思われますが今後に期待しております。