2014年10月24日金曜日

コラム:規約や確認窓をざっと読む習慣

綺麗な薔薇には刺がある、甘い話には裏がある、規約が長いのは訳がある。


インターネットの様々なサービスで一般の方が規約を目にする機会が増えてきたに思います。ネットーサービスに加入するのに長い規約が出てきてそれを全く読まずに済ましてしまう。そんな方は多いのではないでしょうか。

パソコンのソフトウェアに関するアップデートでも、「○○○でよろしいですか?「はい」or「いいえ」」という形で約束事の確認が出てきますが、私の見てきた範囲内では十中八九の人が読まずに 「はい」 をクリックしてしまうものだと感じました。

これらはとても危険で、嘗ての信頼における社会であれば割りとそれでも済んだ話なのですが、(提供側が良心的なので)近年では意図せず足元を救われることもあると思います。ただより高いものはないと昔から言うように、常識外に安いサービス等は特に事前の読み込みが必要です。

2014/10/7から受付を開始した下記のサービスを例に見ます。携帯電話から3分なら何度かけても・・・というものです。ある意味では常識外なサービスです。また、いかにも恒久的にそうしたサービスがあるかのような印象を与えます。また、人数限定で急がないと、という印象操作がありサービスを受ける側に思考停止を迫ります。こうしたものは、ほとんどの場合において重要な情報は最後にあり、しっかり読むべき対象です。

1.楽○でんわ 3分0円プラン登場
 http://denwa.rakuten.co.jp/special/new_plan/?scid=mi_kbo_20141023_1


2.○天でんわ 3分0円プラン 契約前情報
 https://rdenwa.fusioncom.co.jp/signup_main/?scid=mi_kbo_20141023_2


1の場合、後ろに方にサービス提供期間とあり、10月から始まって来年の1月には終了するというプランであることがわかります。3ヶ月です。文言にあるように終了後は強制的に他のプランへ乗り換える仕組みになっています。これは恐らく印象とは異なる結果になっていると推測します。

2の場合、スクロールウィンドウを意図的に小さくし暗に読みづらくしています。こうした場合も読むべき対象とりなります。提供期間や課金例等を読み込む必要があるでしょう。中には、時間外の値段が極端に高くなる設定のものもあるかもしれません。こうした場合、彼らの言い分は 「規約通り」 なのです。そして確かにその通りです・・・でもヤラレタ感が残ります。


規約や約束事の確認というのは概ねテンプレートですので ”ざっと読む” 習慣がつくと、表題をみれば無視しても構わない情報と熟慮した方がいい情報とが無意識に判別できるようになります。以前、法務系の部署にいた方に、「仕事とはいえ、そんな分厚い約定を読めるものなんですか?(辞書2冊分ほどのA4のドキュメントです)」と聞いたところ、「慣れだね。常套句で無視していい箇所と読むべきところ、検討すべき箇所というのがわかるようになる」 と伺いました。

慣れないうちは目に晒すだけでも構わないでしょう。そのうち 「ん?」 と思うようになり段々と無意識化していきます。またこうした操作をしてくる企業は ”そうした企業” と念頭にいれるに越したことはありません。良心的な企業はわかりやすく、出来るだけ読ませよう、事前に理解してもらおう という明示努力をしているものです。その違いもわかるようになります。

充分に理解した上でサービスを利用させていただきましょう。