ハルミで刃
「鬼滅の刃」という劇場アニメが日本の興行記録を塗り替えたというニュースはご存知かと思います。
元々は週間少年ジャンプの漫画のようで、昨年アニメ化され一気に火が点いたように思います。(私も見てました)アニメの表現が実に素晴らしく、劇場版並の緻密な描写と丁寧な演出で、映画のような豪勢さ。放送当時からYoutuber界隈では世界的にも人気になっていったように感じました。といってもまだ一部の界隈でしかありませんでした。
この度、アニメの続きに相当する内容が「無限列車編」として公開し一般の方にも目の触れることになったのですが・・・まさか、ハルミさんでも「鬼滅の刃」の影響が!?w
十条駅前激変
十条の駅前です。
いやー驚きますよね。来る度に変わります。
野尻先生が亡くなって、まるで時を合わせるように急変して行きます。
昨年11月先生とも「工事始まりそうですね」と言うと「古き良き十条が無くなるようで寂しいもんだね」と言ってました。
お隣も激変
ハルミさんの隣を見ると「マジかー・・・」と思わず独り言。
イタリアン釜飯「KAMA&KAMA」というお店をやられていたお隣さんは野尻先生が赤ちゃんの頃からご近所さんでした。
因果なもので、
お隣さんが引っ越しになり最後の物品を取りに来た日、
奇しくも先生は亡くなったのです。
私が2019年12月15日から2020年の2月末まで片付けで頻繁に通う最中あっという間に工事が始まり、先月迄は足場がありまだ工事中でしたが、今回行くともう仕上がってる!!
こうして時代っていつの間にか変わるんだな~と生きる人々のある意味での力強さと無常感を眺めながら味いました。
ハルミなう
実家のような安心感。
十条の栄枯盛衰を見てきたハルミさん。
今年で53年営業だったかな。
私が十条に通いだして約25年。
この数年は恐ろしい勢いで周辺が寂れていってます。
それでも営業を続けるお父さん、凄い!! 8◯歳だから。
力強い!! 勇気を貰います。
しかもハルミさんは親兄弟を含め一番の長生きなのですが、
生まれた時は「長生きしないだろう」と言われていたほど病弱で、
若い頃だけで3回だったかな? 死にかかりました。
生まれた時は手のひらに乗る、子猫の赤ちゃん並に小さかったようです。
人間ってわからないものですね~・・・私の希望です。
店長ーっ!! お父さーん!!
「なんだい私みたいな老人を写真とったってしょうがないじゃない」
と言われながら「皆が安心するので!」と半ば無理やり撮影w
このやり取りそのものが「先生そっくり!」で懐かしく嬉しい。
先生は写真を求められると
「こんな禿げたオジサンとってもしょうがないじゃない」と言ってやんわりですが断固たる意思で断ります。(女性なら別で、仕方なく受けるw)お父さんは写真を撮るのが趣味でしたが、撮られるのは昔から嫌いなようです。
美男子
「私みたいな・・」とお父さんは仰っしゃりますが・・・
実はハルミさん、若い頃に映画俳優にスカウトされ断ったという過去があります。
曰く「観るのは好きだけど、やるのは嫌だよ~」だそうで。
でも、「なるほどスカウトするわ!」とわかる写真を一枚。
御覧ください。
お祭りで羽織を着てますね。
余裕で現代でも通じますよね。ていうか、寧ろ現代向き!!
実はもっと映画俳優のブロマイドのようなイケメン写真もあったのですが、
この感じ! 先生とそっくりじゃないですか? それで選びました。
写真に映る佇まいが先生にソックリで感動しました。
痩身で背が高く涼しい顔。笑っている写真なんか見ると、
「こりゃスカウトするわ!」と納得の美男子でした。
もっともお父さんは本気で嫌がりますので、
そっとしておいて上げて下さい。(笑)
なので内緒ねw
囃されるのが本当に嫌い。先生もそうでした。
当時も嫌だったようです。
その辺も先生と同じね~。
これを撮影したのは一つ上のお兄さん。
写真好きはお兄さんの影響のようですね。
当時の写真は贅沢品で、現像とかも凄い高いので、お兄さんは自分で現像したりプリントをしたそうです。しかも故障したテレビを直したりと相当な才人だったようです。
お兄さんがハルミさんの写真を撮ったようですが、
本音は嫌だったようです。
仲が良くて世話にもなっているので仕方なくって感じw
お父さんもそうですが、写る時は無意識に魂抜くんですよねw
親子だな~。
なんで鬼滅?
さて、表題の鬼滅ですが、
ハルミさんに「マッチャン、キメツって知ってる?」と聞かれ、
「えっと・・・鬼滅の刃ですか? なら知ってますよ。でも・・・なんでお父さんが?」と尋ねると。
「いや~ウチには珍しく若いお客さんが来て。『あ~鬼滅の刃だー!』って言って買っていてくれたんだ。だからキメツって何だい? って聞いて教えてもらったんだ」と。
お父さんの凄いところは、話を聞いてどういうのか見てみたそうです。
「時代劇かと思ったら漫画じゃない」と笑ってました。
冒頭で見るのを止めたそうですw
ところで、「お父さんのお店に鬼滅っぽいのってあったかな?・・・」
ハルミさんは婦人服が中心。(男性向けには靴下がある)
するとお父さんが「コレなんだ」と案内してくれる。
私「えーっと・・・」
ハルミさん「これの緑だったんだよ」
私「ああっ!! 市松模様、じゃないけど、なるほどwww」
衝撃を受けました。
「緑を出したら直ぐに売れちゃってね。タンジ?なんとかっていう主人公が着ているんだって? それで買ってくれたんだけど、その後で色違いもドンドン売れてね」
社会現象
去年から鬼滅関係のグッズが飛ぶように売れているのは知ってました。
偽物騒動も凄く市場を賑わせているのは周知の事実。
入れる傍がから売り切れる状態のようで、「いや~凄いな~」と傍観。
この件で作品の与えた心理的・社会的影響の多きさを体感出来ました。
だって、コレで鬼滅って相当無理がありますよwww
でも熱にうなされるってこういうことなんだよね。
何でも「そのように見えてしまう」のでしょうね。
アバタもエクボもそう。
全部いい方に解釈しちゃう。
そして、それで救われる人もいる。だから解らないよね~。
今はそれほどなんです。
閑話休題
昔ガンダムのプラモデル、通称ガンプラがブームになりましたが小学生でした。
毎週日曜日には朝起きが苦手な私が起きて買いに並ぶのですが、
決まったものしか入荷しない。でも、普通買えないんですね。
唯一残ったお店で「ゾック」というプラモデルだけが入荷。
私は「ゾックかー・・・これしか無いのなら仕方ない」という程度の判断は出来ましたw
パチもんも入荷してましたが買いませんでしたもん。
でも、今にしてみるとパチもんの方が興味ありますw
市場が賑わう時ってこういうものなんですね~。
鬼滅の刃の影響力
いや~でも良かったね。
今の暗く沈みきった日本にこうした作品が1つでもあるだけで救い。
ちょっとご存じない方に説明すると、
主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)が緑の市松模様の羽織を着ているのです。
それを彼女は言いたかったのでしょう。
何から何まで違うんですけどね。
市松模様というのは格子柄なので。
これ、ひし形ですからw
羽織でもないしw
でも、イイナ!っていう感動は大事です。
先生もよく言ってましたが「心が動かなくなったら死んだも同然」だそうです。
「感動するなら何でもいいんだよ!」と。先生・・・
鬼滅とは関係なくご婦人方にも人気のようで、
暖かくて明るいデザインだからと爆売中だそう。
写真では解りづらいですがファーっぽい感じで毛がフワフワして可愛い感じ。
話している間にもご婦人に「赤」が一着売れていきました。
「これ、暖かいのよ~」とのこと。
ハルミさんはまた仕入れに行かないとな~と、仰ってました。
黄色は我妻善逸のカラーなので残っているのは意外。
もっとも彼の羽織は市松模様じゃない。
その辺が微妙なラインなんだなぁ。
ファン心理って結構絶妙だからねぇ~。
PG12
本作は正直お子様がいらっしゃる場合はご観覧には気をつけて下さい。
かなりグロテスクな描写が多いです。血が飛び散り腕がとんだり首が飛んだり。
子供って本当に傷つきやすいですから。
映画もPG12だったように思います。妥当だと思いますね。
せめて中学生以上かな。
顕在意識で平気でも無意識で傷つくことってあります。
無意識で傷つくとかなり影響があります。
一生ものになります。
野尻先生も「刺激は強すぎると害になる」と仰ってました。
そして自覚出来ないと。
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