最近また本をちょいちょい読み出している。本の良さを改めて痛感する。
エリック・ぜムールの「女になりたがる 男たち」では、驚きの連続であり、同時に自らを再発見させられた。
これは口頭で言われても伝わらないことであろう。本ならではである。
この本を読み、本中に出てきた多くの本に興味がわき、更に興味が広がっていく。
その中の1冊、ドストエフスキー「永遠の矢」を借りに行ったが置いてなかった。是非読んでみたいので古本屋を検索しようと思う。
代わりに別な本を借りてきた。文章量が少ないので遅々として読めない私でもサッサと読めた。
日本を賑わせた某氏の本である。小説というにはいささか難があるが十分読めるものであった。いかにも頭がいい人の文章である。感情よりも構造的に書かれているので分かりやすい。私は叙情的な部分がない小説は嫌いなので好きな部類には入らない。某氏らしくビジネス書のような小説であった。
当時のニュースを思い出しながら読むとライブ感があって面白い。どこからどこまでが真実かは別にしていやはや驚きである。
概ね想像通りではあったが双方の欲の世界を垣間見た気がする。一言で言うと「男の世界」であろう。ぜムール氏の本を読んだ後なので痛感した。「これが男の世界」まさにである。最終的には理屈もなにもない。
いくつか勉強になる点もあった。自らを省みる点もあった。楽しませてもらった。2冊目が出るようだが、読む気はなかった。彼のビジネス書の方が面白そうだ。証券に纏わる説明が実に分かりやすくよかった。この手の本はわざと難しく書いているかのようにわけわからない本が多いのだが、氏も書いているように本音は「わかっていない」からなのだと改めて気付かされた。マクロ、ミクロで正確に捉えていないと分かりやすく説明することは出来ない。それほどに複雑になっているのだ。我々パンピーなど簡単に言いくるめられてしまうだろう。わからないものはわからないままに置いておき手をつけないか、徹底的にわかるまで手をつけないかがいい。機会があったら手にとろう。
今はパスカル・キニャール「音楽への憎しみ」をよもうと手にとる。
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2011年2月4日金曜日
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