2011年5月12日木曜日

食べる速度

いささか気の滅入るニュースはごまんと溢れているので、今日はどうでもいい記事をひとつ。

私は食べる速度が遅いです。なので20代の劇団時代はまさに苦行でした。「食事が遅い人間は無能」とか「3分で食べろ」「5分で凡人」「どんなに遅くても10分で済ませろ」と尻を叩かれたものです。残せばいいじゃないかと言われそうですが、基本的に残すと「食うしか能がないくせにふざけるな」と一層ドヤされるので残す選択肢もありません。だから必死です。ある種の賢さは根っからないようで、裾に隠したりとかも思いつきませんでした。頭かたいんです。食べきるか、罵声の洗礼をうけるか、Dead or Alive の戦いです。しばらくして、必死の訓練により辛うじて10分で全て食べられるようになったものです。その後も当時の私のとって食事は大いなるハードルでした。後半はかなり慣れましたが、それでも5分から10分でしたね。女子団員よりも遅かったですから味方も皆無でした。(笑)

そんな有様で本当に遅いんです。それは今も変わりません。変わらないどころか一層遅くなってきた気がします。一人で食べていても30分はかかります。ラジオを聞きながらだと1時間とかザラです。
仕事関係のお誘いで食事をしてもいつも私が最後です。(関係が浅い相手だと意識て早く食べますけど) 親族で食事会をしても最後。甥子らは「叔父さん早く!早く食べて終わって遊ぼうよ!」のコール。こちらは「終わったらねー」でマイペース。後期高齢者の両親や叔父と食事をしても同じです。私が「サー食べるぞ」もしくは食べ始めで、叔父は食べおってます。両親は私が半分食べおわる頃に食べ終わってます。また、少しは焦ればいいのでしょうが、焦って食べても美味しくないのでマイペース。喋るのも止めません。だって、つまらない。あまりに遅いと皆先に帰ります。それでもマイペース。こっちもその方がゆっくり食べられるので気が楽です。待ってられると少し辛い。昔取った杵柄で10分で同じ量を食べることは不可能ではないのですが、それだと本当に作業になってしまい楽しくありません。いちを空気は読めてしまう方なので、時間が区切られているところでは時間内に食べますが、無制限がいいですね。自由がいい。

今でこそスローライフだとか、医学的にも食事は遅い方がいい、ゆったりしている、と肯定的に言われるようになりましたが、私の場合はスローにもほどがあると言われそうです。遅いのに拍車をかけるのが食事中のお喋り。食事中など黙っておれないため、更に遅くなります。食べる>喋る>笑う。人類の最大快楽を満喫しております。とはいえ、時々ですが食事中に客観視した自分が、食事の遅さに気づき「まだ食べてるのか自分!?」と自分にツッコミをいれ、ガハハと笑うことがあります。ここまで来ると、遅いにもホドがあるようです。何事も過ぎたるは及ばざるが如し、ですね。