TUESDAY, JULY 26, 2011
英インデペンデント紙:若い原発労働者-将来を犠牲にしてでも原発を止める意気込み
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/07/blog-post_26.html
(引用)
月給は18万円だった。4月に福島第1原発に戻ることに同意して以来の月給も同じ額、それに毎日千円の手当てが付く。彼は「昼飯代」と呼ぶ。
3月11日、地震で原発が機能不全に陥ったとき、彼の周りで配管がシューシューと音を立てて捻じ曲がるのを見て、彼は恐ろしくなった、と言う。1週間、避難所ですごした彼は、上司から仕事に戻って来い、と必ず連絡が来るだろうと思っていた。連絡が来たとき、かれはすぐに同意した。誰にも選択権は与えられた。子供のいる既婚者に対する暗黙の同情は必然的にあったが。
原発の運転者である東京電力の下請けとして、彼と彼の同僚は雇用の食物連鎖のずっと下のほうに位置する。東電の正社員たちが食物連鎖のトップ。彼らはほとんどがホワイト・カラーの大学卒で、給料も条件も好い。東電の管理職、それには今回の危機の最中に姿をくらまし国中の笑いものになった清水正孝社長も含まれるが、実際に原発を動かしているブルーカラー労働者とは違って彼らは事務職のインテリ、という風にとられられている。
「(清水さんは)現場で働いたこともないし問題に直面したこともない。だからトラブルになったとき最初の本能は逃げることだったんだ」、とワタナベさんは言う。が、東電のボスに同情こそすれ軽蔑はしていない、とも言う。「ああいう人を追い詰めすぎると、自殺するかもしれないからね。」
(私見)
胸がつまる。
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