福島第一原発の最高幹部がついに語った【フクシマの真実:前編】
週刊朝日2011年7月22日号配信
http://www.wa-dan.com/article/2011/07/post-135.php
(引用)
いま玄海原発の再稼働問題が取りざたされていますが、フクイチ(福島第一原発)の事故を経験した私に言わせれば、そんなバカなことはやめたほうがいい。玄海原発1号機の操業開始は1975年で、老朽化が心配。それに、現地はフクイチよりも地盤がやわらかいようです。正直、再稼働して大丈夫なのかと感じる。
私が、こう言うのには理由があります。フクイチが地震と津波、どちらでやられたのかといえば、まず地震で建屋や配管、電気系統など、施設にかなりの被害を 受けたのは事実です。地震直後、「配管がだめだ」「落下物がある」などと緊急連絡が殺到しました。制御室からも「配管や電気系統がきかなくなった」など と、すさまじい状況で、多くの作業員が逃げ出した。耐震性に問題があったのは否めません。
ただ、これがもしも地震だけだったら、要請した電源車なども早く到着したはずですし、非常用電源なども回復できた可能性が高い。爆発は防げたと思います。(私見)
ここまで事故が深刻化した原因について、津波対策がおろそかだった、非常用電源の設置場所が悪かったなどと言われますが、私は何よりも、操業開始から40年という"古さ"が、地震・津波に負けてしまったと感じています。いくらメンテナンスで部品を新しくしたところで、建物は同じ。原発自体の耐用年数だけでなく、建物や構造など全体的にみて、40年は長すぎた。
実際、免震棟ができる2年ほど前までは事務本館しかなかった。それが、地震だけでメチャメチャになり、使えない。これは、玄海を始め、全国の原発に当てはまることだと思いますね。
小出裕章さんや武田邦彦さんといった良心ある専門家、
そして上杉隆さんや岩上安身さんのような良心あるフリージャーナリストが伝えていた内容そのものですね。
当時からずっと言っていたことそのものです。
マスコミに汚染された人々には届かなかった声でもあります。
現場の皆様には手をあわせずにはおられません。
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