注目の投稿

【PR】ソフト紹介:MiniTool®ShadowMaker Free 4.2

バックアップ MiniTool®ShadowMaker Free 4.2 https://jp.minitool.com/backup/system-backup.html Windows 11/10/8.1/8/7全てのバージョンに対応した無料 バックアップソフト 。

2021年1月26日火曜日

ハルミ洋品店:緊急事態宣言の重み


 ハルミなう

いつも周回遅れで紹介しておりますが、今回は2021/1/21thにお伺いした記事です。いや~表題の通り、重いですね。ニュースでは、医療従事者や飲食店の窮状はよく上がりますが、それ以外の店舗をもつ全ての業種に耐え難い影響が出ていることが肌感で理解出来た気がします。


人通りが絶えた


商店街の人通りが絶えてました。近所を歩くと「思ったより人いるなぁ~」とか「自分も含めて結構普通に外出しているなぁ」と安堵したものですが、(勿論、準備は万端だし、人とは会ってないし、不要な外出は普段からしてない)商店街を見るとやっぱり別ですね・・・。



本来なら最も人通りが多い時間帯のはずですが、人が居ない。ハルミさんも「今日は誰も来てない。マッチャンが初めてだよ。昨日は一人かな」と。お店自体もかなり閉まっている。

続いて口をついたのは「通る人が居ないんじゃ商売のやり甲斐が無いねぇ」と。ん~格好いい!! (●´ω`●) 今どき珍しい本当に格好いい大人です。愚痴に埋没するのでもなく、外への批判に暮れるのではない。自分は自分で出来ることに尽くす。それ以上でも以下でも無い姿勢。

洋品店も例外なく緊急事態宣言に入ってからパッタリと客足が遠のいたそうで、当然ながら出歩く人が減っているので商売のしようがない。昨年の宣言と同等の落ち込みがあるとのこと。やることなすこと全て後手、それでも政府が支持されているという矛盾。皆ドMなのかな? それとも・・・


歴史を見る


中に上がらせて頂き、開放状態でお互いマスクして色々と話を聞かせてもらったのですが、伺っている内に面白い本を見せていただく。某新聞社が75周年を記念して重要記事だけを冊子に纏めたもの。若い頃にご自身で購入したとのことで、お母様から「良いものを買ったね。大事になさい」と言われたよう。当時380円したよう。


実際の紙面を縮小版でプリントしたもので、私も全然生まれる前の記事ばかり。ペラペラと拝見させて頂くとニュースや特集で聞いたことある有名事件の当時の記事とかあり興奮。ただし、老眼のため・・・見出ししか読めない悲しみ。(笑)

拡大鏡持ってきて暫く読みたいなぁ。スマホでも出来なくは無いのですがブルーライトで目が痛い。アチコチ壊れている私の体ですが、昨今は右目の奥が異常に痛くて・・・。現在、ブルーライトカットパネル(30%)>ブルーライトカットメガネ(30%)>ブルーライトカットオーバーグラス(45%)の三段重ねでどうにか画面を見ていられる。白内障では無いようで安堵してますが。光には敏感なようで、その割に夜盲症で、夜は驚くほど見えない。生きるって大変ね。


これが明治12年の創刊号!! 私も本づくりや紙面づくりを20代より長くやっているので、レイアウトだけで時代感って出るのですが、堅苦しくて簡素で、誰しもが最初にやりがちなレイアウトだけに新鮮です。

見出しも解りづらいし。箇条書きだしね。ほとんどの人が最初にやるのがこんな感じ。箇条書きが一番楽なんだよね~。これを拝見して勉強になったのは、漢字の大半にルビをふっている点。やっぱりルビ大事なんですよ!!


高等観念はいらない


ルビが消えていった経緯って「これぐらい読めるっしょ?」っていう高等観念(知識マウント)化が背景にあるように思います。読める側からの要望もあるでしょうが。読める方からするルビは邪魔くさいというのは理解出来ます。ただし、それにしてもルビ無さ過ぎる。現代の電子出版が可能な時代であればルビ有りと無し版ってあってもいいように思いますね。

高等観念が強い人ほど「ルビ=無知=格好悪い」と思っている節があり、それとは別に当たり前のように読める人もルビ打ちを嫌がる傾向が感じられます。(読みづらくなるから) ただ、高等観念から学問って歪んでいっている気がします。過去に何度か相手を説得してルビを入れるようにしたことがありますが、最終的には「ルビを入れてもらって良かった」というのが共通した意見でした。


書道会会報の書藝要説


私も書道会の冊子でルビを入れまくり、当初は野尻泰煌先生から「こんなにいる? これぐらい読めるでしょ」と言われましたが「いや、読めない人はかなりいるでしょ。でも、先生を前に読めないと言えないんですよ。読めないより読めた方がいいと思いませんか?」と言って、「でも、マッチャンは読めるじゃない?」とやり取りしたことがあります。

野尻先生は純粋に大概読めちゃうので「こんな文字にルビいるの? これ読者を馬鹿にしてないかい?」って結構やり取りしましたね~。

嫌がれたので最初は少しにし、シレーっと少しずとルビを増やし続けたのですが、やはり「入れて良かった」という感想を多数頂きました。「読めなかったのよ~」と言われました。後に先生も実感されたようで「マッチャンの言うようにルビはいるね。結構、皆読めないんだね」と理解してくれました。

相当な手間なのでヤリたくはないのですが、本当に簡単な漢字以外は全部入れてもいいぐらいです。「下段にスペースを設けて解説もつけた方が本当は良いんですよね」と言うと「下段の解説いいね!!」となり、野尻先生の本へ採用されることになります。


読みやすい方が良い


別に私のアイデアというより昔の本には下段に1/3から1/4程度のスペースがあり、そこに解説が書いてあった気がするんです。昨今は、丁寧な本ですら巻末や章末に解説がある程度ですが、正直あれは読みづらい。いちいち解説を探しに戻らないといけない。なので一旦判らないままに全容は把握する為に読んで、後に解説を中心に読みながら詳細を知るという二回を1セットにしないといけない。

下段スペースだと気になった所だけ目を通せばいいので読書を阻害しないという点でメリットがある。ただ文庫本比率だと視覚的に邪魔くさいという問題があり、新書版比で活きてくる。その点、電子書籍のいい部分として、読みながら疑問に思った単語等は範囲指定してその場で調べられる。(まだまだ解説数が少なすぎるけど)


昔の映画


ハルミさんの世代は映画が娯楽の代名詞で、ハルミさんも例にもれず大の映画好きなのですが、今回初めて伺ったのお母さんの影響だったんですねぇ!! 超意外でした。お母様が様々な所へ連れて行ってくれたようで、お父さんは逆に一切どこへも連れて行かなかったよう。(笑) 生粋の商売人だったんですね。

しかもお母様も映画のジャンルが固定されておらず、ありとあらゆる映画に連れて行ってくれたようです。恐らくお子様の為ってのもあるのでは? と思いました。昔の日本人って黙ってそういう配慮が出来る人多かった。どうしても自分が観たい映画という感じに固定されると偏りますので。このお母様がまた素晴らしい方で、またいずれ。



あの新聞75年史を見せて頂いたのは映画の話から。お母様と「七つの顔」という映画を観に行って「面白かった」という話題から、「そう言えば新聞に広告出ていたなぁ」という流れ。お父さんの記憶力って本当に凄まじくて、「あーこれだこれだ」と直ぐに見つけ出したのがこの画像です。

役者の名前とかもバッチリ覚えている。凄い記憶力です。私なんか本当に好きな映画でチョコっと覚えているぐらい。(笑) 先生もそうでしたが、生半可な記憶力じゃない。ここから昔の映画談義になり、やっぱり「昔の映画はとにかく役者が良かった」と。この映画、今度観よう!! 「藝文対談ともえ」のテーマにあげよう。

野尻先生やお父さんと私が言う「役者がいい」というのは技術的な面ではなく精神的な背景のこと。技術的には今の人の方が遥かに上手だと思います。若手の俳優さんとか観ても「凄いなー・・・」と本当に関心します。でも、人間的厚み、知性、教養、何より精神性といったものが希薄なんでしょうね、魅力として漂ってこない。

野尻先生がよく仰っていたことに「書も同じで、形ばかりに拘って、人間としての背景が完全に疎かになっている。また、ソコを感じようとする視点もないので、感性も育まれない」と。

「手っ取り早い外見」=「外面」だけ体裁を整えようとするから内面が整わない。そして「外面だけ整えればいい」という精神性が表に出るから薄っぺらくなる。そうしたスパイラルにあるという話をよくしました。

当時の映画の方がこの歳になると胸を掴まれるのはその辺りの差に思います。感動の厚みが違う。重みが違う。ズシッと来る。技術的な凄さで言ったら今の映画なんて神業ですよね~。完全に未来だもん。それなのに面白く感じない。いや、面白いんですけど、すぐ飛んでちゃう。胸を掴まれない。


肋骨にヒビ?骨折?


お父さんはどうされているかと言いますと、1/10自室で右胸を強くぶつけてしまい、肋骨の一部にヒビ(骨折?)が入ってしまったよう、それから一週間ほど寝込んでいたようです。(;´Д`) お父さんは普段から本当に気をつけて壁に手をついたり慎重に動かれているのですが、それでもやっぱり事故って起きるんですね・・・。

ここまでちゃんと気をつけていらっしゃる方はそういないと思います。それでもあるんですね。生前、野尻先生が「オトッチャンは気をつけてはいるんだけど、時々ふっと油断するから心配なんだよ。だから、気をつけてはいるんだろうけど、尚気をつけてて言うんだ」と仰っていたことが思い出されます。でも、先生!!ちゃんと守って上げて!!ヽ(`Д´)ノ



余りにも痛いので病院には行かれたようで、そこでヒビが入っていることがレントゲン撮影で判明。現在はコルセットをつけているようです。ヒビが固まるのを待つのみですが、やっぱり痛いようで、痛み止めを飲まれているとのこと。「痛み止めってあんまり効かないんだね。結構痛いんだよ」と。あー聞くだけ辛い!! 先生ったらあの世でもお父さんのこと守らないんだから!!ヽ(`Д´)ノ 頼みますよ!!

一方で考えさせられます・・・どう転んでも起きる時は起きるんですね。一緒に住んでても一分一秒と目を離さないことって無理じゃないですか。ていうか、そんなに見つめられたら怖いですし。ストレスですよ。そう考えると・・・防げないことってあるんですね。不死鳥のようなお父さん。お大事になさって下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

このエントリーをはてなブックマークに追加

(前後の記事)

人気の投稿(過去7日間)

Googleでフォロー

本棚

ページビューの合計